コロナ禍で「福袋」にも変化が! デパ地下グルメやワーケーションプランも

コロナ禍で大きな影響を受けた百貨店業界が、暗い話題を吹き飛ばすおめでたい「来年お正月の福袋」を発表しました。

西武池袋本店(東京・豊島区)は10月26日、2022年の福袋を報道陣にお披露目しました。お酒好きにはたまらない日本酒の詰め合わせや定番のお菓子などに加え、コロナ禍を経て定着した新しいライフスタイルに合わせた福袋も販売されます。自宅で食事をする機会が増えたことから考えられた「デパ地下グルメごちそうデリバリー福袋」(3000円)は、100ブランドの中から人気のメニューをお正月のごちそうセットとして自宅に届けるというデリバリー福袋です。料理の組み合わせは3種類で、各5セットが元日に先着販売され、その日のうちに自宅に届けられます。

コロナ禍で誕生した福袋は他にもあります。観光地でテレワークで働きながら休暇を取る過ごし方である「ワーケーション」を取り入れた福袋「森林浴をしながらワーケーション福袋」は、標高1500メートルの八ケ岳高原ロッジ(長野県)に6泊7日で自然を満喫しながらゆったりとした時間を過ごすことができる福袋で、値段は何と破格の1万1円です。その他にも、ストレス軽減や集中力アップなどの効果が注目されている「マインドフルネス瞑想(めいそう)」を取り入れた「マインドフルネス瞑想福袋」では、心と脳を整える専用の設備を495万円で手に入れることができます。この福袋にはオンラインレッスンのチケット1年分や瞑想に最適な姿勢になれる椅子などが入っています。

担当者は「ようやく明るい兆しが見えてきて、元日からお客さまに楽しんでもらえる福袋を多く用意している。店頭にお越しいただくお客さまには安心安全な環境を、外出したくないというお客さまにはネットを通じていろいろなサービスを提供したい」と話します。

西武池袋本店の福袋は2021年1月1日から3日まで、店舗やショッピングサイトで購入できます。

© TOKYO MX