エンゼルス公式サイトが「21年シーズン終了後にロースターがどうなるか」と題した特集を掲載した。今季活躍した主な選手の現在の契約状況を説明し、来季もチームでプレーするかどうか分析した。
二刀流の活躍でア・リーグのMVP有力候補となっている大谷翔平投手(27)の契約内容を「22年は年俸550万ドル(約6億2800万円)で、23年に年俸調停の権利を得る」と説明。「同じシーズンに投手と打者の両方でエリート選手になれることを証明した。周りのラインアップが改善されれば、来季はさらに向上できると信じられる」と来季の飛躍に期待を寄せた。
ワールドシリーズ後、FAになるのは先発投手ではアレックス・カッブ(34)とディラン・バンディ(28)、救援投手ではスティーブ・シーシェク(35)、守護神のライセル・イグレシアス(31)、捕手のカート・スズキ(38)、外野手のファン・レガレス(32)だ。
カッブは「残留」、バンディは「戻る可能性は低い」、シーシェクは「再契約の可能性は低い」、スズキは「引退の可能性」、レガレスは「残留の可能性はあるがFAを選択」と指摘した。
そんな中、チームとして絶対に必要なのはイグレシアスだ。昨オフ、レッズからトレード移籍して34セーブをマーク。イニングまたぎもいとわず65試合の登板で70イニングを投げ、103奪三振。39度のセーブ機会で失敗は4度と安定していた。
「エンゼルスは(イグレシアスを)残留させるために複数年契約を提示するだろう。さもなければ彼は年俸1840万ドル(約21億100万円)に設定されたクオリファイングオファーを受けるだろう」と予想した。
イグレシアスが勝てるチームを希望するなら、残留の可能性は低そうだが…。