ハウステンボスが”ベビーケアルーム”6台導入 新型モデル全国初設置

mamaro2で授乳を体験する来場者=佐世保市、ハウステンボス

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は、子どもの授乳や離乳食、おむつ替えなどに利用できるベビーケアルーム「mamaro2」を導入した。スタートアップ企業のTrim(横浜市)が開発した新型モデルで、全国で初めて設置された。
 HTBには授乳室が6カ所あったが、来場者から設備の拡充を求める声が上がっていた。これを受けて19日、「mamaro2」を6台導入し、授乳室を計12カ所に増やした。
 高さ約2メートル、幅約2メートル、奥行き約95センチ。可動式で、イベント開催時など状況に合わせて移動ができる。完全個室型で、ベビーカーも入れることが可能。ソファの背もたれを倒すとベビーベッドになり、赤ちゃんの体重測定もできる。
 21日に報道陣らにお披露目され、HTBの坂口克彦社長は「小さいお子さまがいる方にも一緒に楽しんでいただきたい」とあいさつ。その後、赤ちゃんを連れた来場者が実際に授乳などを体験した。
 福岡市の主婦、衛藤桃子さん(28)は「ベビーカーも入れられるのがうれしい。個室なので、周りの目を気にせずに、ゆっくり授乳できるのはありがたい」と笑顔で話した。

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