31日投開票の衆院選で、沖縄県伊是名村選挙管理委員会が不在者投票を希望していた10代の海洋実習生1人に誤った資料を交付し、実習生が投票できなかった。県選挙管理委員会が26日発表した。実習生は今衆院選から選挙権を得ていた。
船員による不在者投票には、選挙人名簿に登録されていることを証明する資料が必要。村選管によると、担当者が誤って立候補者用の証明書を交付した。全く異なる文書だが、名称が同じ「選挙人名簿登録証明書」となっている。
実習生が那覇市で不在者投票しようとした際に、交付された証明書の誤りが判明した。村選管は「様式を十分に確認しないまま交付した」と説明した。
