退任のソフトバンク工藤監督 戦友の藤井さんに「辞めたこと怒られるかもしれない」

退任会見で笑みを浮かべる工藤監督(東スポWeb)

ソフトバンク・工藤公康監督(58)が27日、ペイペイドームで行われた退任会見で7年間の軌跡を振り返った。

冒頭に「敗戦の責は将が負うもの」と貫き通した辞意を説明。今後について聞かれると「アウトドアが好き。九州を転々としてキャンプをしたい。いろんな景色を見たい」と語った。

7年間の野球漬けの生活を解かれ、このオフは時間に余裕ができる。特別な人たちへの報告も行う予定。ダイエー時代の弟分で31歳の若さで亡くなった故藤井将雄氏の墓前にも行くつもりだ。「辞めたことを怒られるかもしれない。多少はよくやったと褒めてくれるかもしれない。行っていろいろ話をしたい」。肩の荷を下ろして、亡き戦友と語り合うつもりだ。

会見では「少し抜け殻のようになっている感じ」とも語った工藤監督。7年間でリーグ優勝3度、日本一5度の名将が惜しまれて任を解かれた。

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