竹島宏「プラハの橋」ヨーロッパ舞台に男女の許されない愛がテーマ

竹島宏「プラハの橋」

【東スポ音楽館】今年デビュー20周年を迎えた演歌歌手・竹島宏が8月にシングル「プラハの橋」(作詞・山田ひろし/作曲・幸耕平)をリリース。ファンに「待ち望んでいた」と言わせるほどの作品だ。

――新曲はどんな作品ですか

竹島「作曲の幸先生が、20周年のお祝いに、と書いてくださった作品なんです。先生からは『大人の歌手になってもらいたい』という思いが込められていて、ドラマチックなメロディーになっています。そこに東ヨーロッパを舞台にした男女の許されない、切ない愛をテーマにした歌の世界が広がっていく。最後には自分のもとを去っていく彼女の幸せを願うといった、切ないですけど、どこかに前向きに頑張っていかなきゃいけない、そんなことが感じられる作品です」

――プラハに行ったことは

竹島「作詞の山田先生はバックパッカーをされている時に行ったことがあるそうなんですが、ボクはチェコにも行ったことがないんです。コロナ禍だったので、ジャケット写真の撮影でも行けなかったんです」

――行ってみたいですね

竹島「プラハにはカレル橋っていうのがあるんです。何百年も前に架けられて全長が500メートル以上ある橋なんですが、そこに銅板があって、その銅板を触ると幸せになるって話があるんです。その話を聞いてからは、絶対行きたいって。ファンの方とも、大ヒットしたらみんなでプラハツアーに一緒に行きたいね、って話してます」

――発売から2週連続でオリコン演歌歌謡曲ランキング1位と、ヒット街道を走っている

竹島「本当にありがたいです。ファンの方からは、『泣ける』とか『こういう曲を待ち望んでいました』という言葉をいただきますね」

――ツイッターには花と花言葉を載せてますね

竹島「昨年の緊急事態宣言の時にファンの方から、体調に気を付けて、とメッセージをいただいたんです。本来は歌で返したいんですが、それもできない。何か恩返しをと考えた時に、花屋さんで『花を贈ろう』というメッセージを見たんです。ファンの方に直接、花を贈ることはできないけど、花の写真を撮って載せていこうって思ったんです。その写真に花言葉を添えていこうと思ったのがきっかけでした」

――好きな花とか花言葉はあります

竹島「胡蝶蘭ですかね。『幸せが飛んでくる』っていう花言葉があるんです。幸せをつかむんじゃなくて、飛んでくるっていうところが、なんかステキだなって思いました」

――ファンの方へメッセージをお願いします

竹島「これからも一生、声の続く限り歌い続けますので、僕と一緒に歩いてきてほしいです」

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