【大相撲】熊本出身ヤクルト・村上に刺激受けた〝同郷〟正代 九州場所は「V争いに絡んで注目されないと」

V争いを誓った正代(東スポWeb)

大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)に向けて大関正代(29=時津風)が27日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。

この日は幕下相手に10番取って全勝。幕内豊山(28)とは取らず「様子を見ながら。まだ息が上がるのが早かった」と話し、徐々に強度を上げてつもりだ。

秋場所は11日目に勝ち越しを決めながらも、その後は4連敗を喫して8勝7敗。終盤戦は上位陣との対戦が組まれたとはいえ、大関としては物足りない数字に終わった。課題としている詰めの部分については「どうしても土俵際になると勝ちたい気持ちが出てしまう。起き上がってしまうところを一呼吸置いて」と試行錯誤が続いている。

それでも熊本出身の正代は2年ぶりの開催となる九州場所へ気合十分。「大関として、他の場所と比べて注目もされると思うんで、自分の相撲を取れたらいい」と言葉に力を込めた。

そんな中、前日26日にセ・リーグを制したヤクルトの4番・村上宗隆内野手も熊本出身。大関は「僕がリモート出演で、村上選手がスタジオでゲスト出演した」と、過去にテレビで〝共演〟したことを明かしたうえで「(自分も)優勝争いに絡んで注目されるぐらいにならないといけない」と言いきった。

昨年秋場所以来となる賜杯を手にして地元九州のファンと喜びを分かち合えるか。

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