なんで日本人は姓を変えるの?共働きママに聞いた、夫婦別姓は賛成?反対?

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夫婦共働きのご家庭では、戸籍上の名字と仕事用に使う名字が異なっている人も多いでしょう。いま話題の夫婦別姓について、ママたちはどのような意見を持っているのか、アンケートを実施しました。賛成派も反対派も、まずは対話から! お互いの意見を聞いてみましょう。

(イラスト:まちこ @achiachiachico

夫婦別姓に賛成ですか? 反対ですか?

実体験をともなう手続きの面倒さを上げる人が多数いたこともあり、アンケート結果は賛成が72%、反対が28%という結果になりました。

ただ、反対派の中には子どものことを考えた意見も多くあります。賛成派、反対派のそれぞれの意見を見ていきましょう。

賛成派の意見

手続きが面倒!

名字を変えた時の手続きが面倒だったから。やるまで気づかなかった。

(32歳/建設・土木/事務系専門職)

手続きがめんどくさい! 印鑑とか買い替えるのだるい!
(28歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)

再婚同士で連れ子がいると手続き等面倒だと思うので。
(28歳/情報・IT/技術職)

賛成派の理由としては、「夫婦同姓だと手続きが面倒」という声が多数ありました。結婚後は、慣例的に女性が男性の名字を名乗ることが多く、みなさんご自分の結婚の際に苦労された様子です。クレジットカード、銀行口座、各種SNSサービスのアカウントなど、本当に煩雑ですね。

個人の自由を尊重すべき!

個人として認めて欲しいから 。
(39歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

私は外資系で働いていたのですが、本社のある国では別姓が普通だったので、結婚してもみんな名字を変えなかった。他国の社員から「なんで日本人は名字を変えるの?」とよく聞かれた。
(34歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

なぜ同姓でなければならないのかがそもそも疑問。
(39歳 /金融・証券/販売職・サービス系)

「家」や「夫婦」という単位に縛られるのは古い価値観なのかもしれません。「○○さんの奥さん」「○○ちゃんのママ」と呼ばれて終わる人生はちょっと残念です。海外では、自分の姓と夫の姓をつなげて名乗るなど、選択肢を与えている国も多くあります。個人の人権を尊重するという考え方が根づいているからでしょうか。

自分の名字が好きだから

結婚前の名字が気に入っていたから。
(36歳/機械・精密機器/技術職)

慣れ親しんだ名字がいいという人もいると思うから。
(34歳/学校・教育関連/専門職)

子どもの人数も減り、後継ぎがいなくなるところも多くなってくると思うので、姓は別々でもよいのではないかと思う。
(40歳以上/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

自分の名字が変わったものだったり、日本でも数が少ないめずらしいものだったりすると、結婚によって消えてしまうのは惜しい気がしますね。生まれたときから大事にしてきた名前。名字も含めて大切にしたいという気持ちから、別姓に賛成という意見もうなずけます。

仕事上の不利益があるから

手続きが面倒なうえ、ビジネスネーム(旧姓)と使い分けていたりいなかったりして、混乱するので面倒。
(34歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

旧姓で仕事の実績を積んできた人にとっては、名字が変わるのは痛手だと思う。
(34歳 /主婦)

実際に仕事をしていくなかで不便を感じている人は、夫婦別姓に賛成したくなるでしょう。とくに研究職の人は、旧姓で発表した論文が現在の実績に紐づけられにくいこともあり、実際に不利益が生まれる事例もあるようです。

反対派の意見

子どもはどうすればいいの?

子どもの「なぜ自分はお父さん(お母さん)の名字なのか」「自分の希望ではない方だ」という気持ちがないがしろにされた議論だと思うから。ら。
(34歳/金融・証券/専門職)

夫婦で別姓だと、子どもと別姓になってしまう。
(39歳/農林・水産/酪農)

子どもが迷って可哀想。
(39歳/医療・福祉/専門職)

反対派の主な理由は、「子どものこと」でした。韓国など、夫婦別姓が通常の国では、子どもは夫側の姓を名乗るよう決められています。自由に選択できるとしても、兄弟で名字が違うのは違和感があるかも。大人の都合だけで決めていい事なのか、迷ってしまいますね。

やっぱり結婚したからには……

夫婦であれば同じ名字でありたい為。
(30歳/情報・IT/営業職)

結婚したなら一緒の名字の方がわかりやすいから
(39歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

夫婦となったからには、同じ姓でありたいという意見もみられました。結婚して名字が変わることで、改めて自分自身が結婚したことを実感するのも事実ですよね。

また、「名字は家族の単位なので、別姓だと家族だとわかりにくい」という意見や、「結局別姓したらしたで不便なことはあるのでは?」という意見も見られました。

選択性夫婦別姓はありかも? 対話を続けましょう

賛成意見のなかには、「夫婦別姓に賛成」としながらも、「個人で選べるとよい」「それぞれの事情にあわせれば?」という意見がありました。いわゆる「選択性夫婦別姓」です。簡単に結論が出る問題ではないので、今後も対話が必要です。一度ご家庭で話し合ってみてはいかがでしょう。夫の思わぬ本音が聞けるかもしれませんよ。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年4月28日~5月24日
調査人数:137人(22歳~40代までのママ)

(マイナビ子育て編集部)