20年前の主婦殺害 別の事件で採取のDNAが逮捕の決め手 広島・福山

20年前、福山市の住宅で主婦が殺害された事件。容疑者逮捕のきっかけは別の銃刀法違反事件で採取されたDNAだったことがわかりました。

福山市西新涯町の無職竹森幸三容疑者(67)は2001年2月福山市明王台の住宅で、当時35歳の主婦を果物ナイフで腹を刺すなどして殺害した疑いで送検されました。

捜査関係者によると今年夏ごろ竹森容疑者を銃刀法違反の疑いで捜査した際任意で採取したDNAの型が被害者の靴下に残っていた血痕と一致したということです。

警察の調べに対し竹森容疑者は容疑を否認しているということです。

かつて造園業を営み、事件後も福山市内に住んでいたという竹森容疑者。どのような人物だったのでしょうか。

(竹森容疑者を知る人)

Q竹森容疑者はどんな人物「いい人だった、おもしろい人だった。

(地域の集まりにも)よく出てきていて(役員とかを)していた」

Qトラブルはあったか

「記憶にないそんなことはお酒を飲んでも朗らかで」

知人らによりますと、竹森容疑者は地域の活動に熱心でバレーボールの指導をするなど社交的で評判が良かった一方、こんな話も。

(竹森容疑者を知る人)

「20年ほど前に近所の人などに借金の相談をしていた。自分も100万円単位の借金をお願いされたが断った」

発生から20年の時を経て動き出した事件。警察は真相解明に向け捜査を続けています。

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