茨城県内の交通手段をアプリで便利に利用しよう-茨城MaaSが本格始動。まずは2地域で先行販売開始-

茨城交通株式会社は、ウィズコロナ時代における強靭かつ自律的な地域経済の構築を図るため、最先端デジタル技術を活用し、企業の生産性向上や新しい生活様式への対応など地域課題解決に向けた茨城県の「DXイノベーション推進プロジェクト」の採択を受け、関東鉄道株式会社、関鉄グリーンバス株式会社、関鉄パープルバス株式会社、関鉄観光バス株式会社、ひたちなか海浜鉄道株式会社、株式会社みちのりホールディングスと連携して「DXイノベーション推進プロジェクト」を実施すると発表しました。

本事業では茨城MaaSの第一弾として、11月6日から龍ヶ崎エリア・水戸エリアにおいて、それぞれ商品販売を連携事業者と共に開始します。お得な商品やチケットの購入方法、使い方などの詳細は特設のキャンペーンページ()からご確認頂けます。販売商品は準備が整い次第、順次販売を開始しますので、キャンペーンページをご確認下さい。

販売を予定する商品

(11月6日から販売予定)

龍ヶ崎エリア(龍ヶ崎MaaS)

○関東鉄道竜ケ崎線1日乗車券など4種類のチケット
○鉄道・コミュニティバス・路線バスの1日乗り降り自由チケット(コロッケ店200円割引券・沿線店舗クーポン券付)

水戸エリア

○水戸漫遊1日フリーきっぷ
○水戸駅周辺を運行する路線バスの1日乗り降り自由チケット(店舗の割引サービスが受けられるクーポン券付)
(順次販売予定)

高速バスの片道チケット

○「関東やきものライナー」
○「勝田・東海-東京線」
○「太田・大宮・大子-東京・新宿線」
○「茨城空港線」

利用方法

本取組と連携するアプリとして、ジョルダン株式会社が提供する「乗換案内」が対応アプリ第一弾として商品販売を開始します。チケット購入はクレジットカードだけでなく、海外でのQRコード支払いなどにも対応しており、コロナ禍の終息後に期待されるインバウンド旅行者にスムーズな移動を提供します。
▼チケットの購入

▼購入したチケットの利用方法
購入したチケットはスマートフォン上で発行され、窓口などでの引き換え不要で、チケット操作をして画面を見せるだけでバスや鉄道にご乗車頂け、コロナ禍において安心してご利用頂けます。

本事業の今後の展開予定

本事業では、茨城県内のバスをはじめとする公共交通機関のお得な乗車券やセット商品を、利用前に窓口に来ることなくオンラインで便利に購入できる環境を茨城MaaSとして整え、多くの交通事業者の参加や多様なアプリでの購入環境の整備を用意しました。また、利用者からの面では、専用アプリやWEBページへのアクセスを必要とすると利便性が低下するため、茨城MaaSでは利用者に普段から使い慣れているアプリやWEBサービスで商品購入が出来る仕組みを提供しました。それらを実現するため、商品の販売に必要なデータを提供する仕組みをMaaS共通基盤として構築し、必要なデータやチケット発券機能を利用することで、多様な参加者で販売する仕組みを実現しました。運行データなどは、標準的なフォーマット(GTFS準拠方式)でオープンデータとして公開することで、公共交通のデータ利活用も促進します。このような特徴を持つMaaS共通基盤を構築したことにより、今後、茨城県内の路線バスや高速バスに順次対応し、拡大していく予定です。

図.MaaS共通基盤の概念図

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