秦野・鶴巻温泉の市営施設で配管に亀裂 29日まで臨時休館

秦野市の「弘法の里湯」

 神奈川県秦野市は27日、同市鶴巻北の市営温泉施設「弘法の里湯」で、配管に約30センチの亀裂が確認され、29日まで臨時休館すると発表した。2001年の開館以来、施設故障による臨時休館は初めてという。

 市によると、24日午前8時ごろ、営業開始前の設備点検で館内の水道蛇口の水圧が弱いことが判明。同日から営業を休止し、施設内の給排水や給湯設備の点検を行っていた。

 点検の結果、加熱した水をためる「貯湯槽」から館内にお湯を供給する耐熱性の塩化ビニール管(直径76センチ)の一部に約30センチの亀裂があることが判明。市は亀裂からお湯が漏れ、設備の不具合につながったとみて28日に配管の交換作業を行い、試運転を経て30日の営業再開を目指すとしている。

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