『大豆田とわ子と三人の元夫』が「東京ドラマアウォード」で、優秀賞&脚本賞&主題歌賞の3冠達成

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「東京ドラマアウォード 2021」授賞式が10月27日(水)に行われ、窪田正孝、綾瀬はるか、西田敏行、江口のりこ、柳楽優弥ら俳優陣が出席した。

「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、市場性、商業性にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀作品を表彰する。

左から)江口のりこ、西田敏行、綾瀬はるか、窪田正孝、柳楽優弥

昨年の授賞式レポートはこちら!<木村拓哉『教場』「東京ドラマアウォード」単発ドラマ部門グランプリに歓喜「みんなが喜んでます」>

『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ)が、連続ドラマ部門で作品賞を受賞し、佐野亜裕美プロデューサーが登場。「キャスティングが決まって、キャストに合わせてどういう職業がいいかと(脚本の)坂元(裕二)さんと話し合って決めて、初稿を読んだときに「これは面白い」と思ったので、その面白さを失わないように頑張ろうと思いました」と作品を振り返った。

「スタート地点では、大豆田とわ子と三人の元夫がいるっていうだけで、他に何も決まっていなくて、どう転がっていくのか私も、毎回初稿を読むのを楽しみにしていました。物語が思いもよらない方向に転がっていったり、「そうくるんだ!」とみんなで楽しみながら作った作品なので、このような賞をいただけて本当にうれしく思います」とコメントした。

左から)石坂浩二、佐野亜裕美プロデューサー

さらに、同作で脚本賞を受賞した坂元裕二はVTRで出演。坂元は、「この度は『大豆田とわ子と三人の元夫』での受賞、本当にありがとうございます。10年前に『Mother』(日本テレビ)というドラマでも優秀賞と脚本賞をいただき、その後世界中でもリメイクされ、広がりました。『大豆田とわ子と三人の元夫』も現在、海外からの反響も続々と届いております。本当に素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました」とメッセージを寄せた。

また、『大豆田とわ子と三人の元夫』はSTUTS & 松たか子 with 3exesが歌う「Presence」が主題歌賞を受賞。坂元と同じくVTRでの出演となったSTUTSは、「この度は東京ドラマアウォードで『Presence』が受賞したということで、とても光栄です。この曲は自分1人の力では成しえなかった曲で、プロデューサーさん、脚本家の坂元さん、一緒に作ってくださった松たか子さん、曲に関わってくれた全員に大きな感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。

主題歌賞を受賞した「Presence」について司会を務めた石坂浩二は、「主題歌として(毎話、曲が変わるの)は、独特な形だと思うんですけど、歌詞がドラマの内容に沿っていてビックリしました。新しい主題歌の形ですよね」とコメントした。

ドラマ『教場』の続編について、「どんな形であれ作っていけたら」

『教場II』が、単発ドラマ部門で作品賞を受賞。脚本を務めた君塚良一は、「続編は何度もやってるんですけど、とても苦労します」、中江功監督は「『パート2』の壁というか、前作以上のものを作らなきゃいけなかったので…」と、ものづくりの苦労を語った。

また、パート3の制作について問われると、渡辺恒也プロデューサーは「どんな形であれ、作っていけたらなと思います」とコメントした。

左から)君塚良一、中江功監督、渡辺恒也プロデューサー

窪田正孝が主演男優賞、綾瀬はるかが主演女優賞を受賞

『エール』(NHK)で主演男優賞を受賞した窪田は、「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。石坂から「厳しい時代を生きる役を演じてましたが、焦りや苦しみがうまく表現されていました」と伝えられると、窪田は「現代では、なかなか体験できない素晴らしい生涯を体感させていただけて、何よりもうれかったです」と答えた。

また、窪田が作中で演じた小山裕一が作曲した中で、好きな曲を尋ねられると「野球少年だったので、『栄冠は君に輝く』が不滅ですね」と明かした。

『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS)で主演女優賞に輝いた綾瀬は、ステージに登場し、石坂の顔を見ると、ニッコリと会釈。石坂から「さまざまな役を演じられていますね」と振られると、綾瀬は「最近は、強い女性が多いなと思ってます。(ドラマの中で演じた役は)男性でもありますし、サイコパスな殺人鬼で追われる側にもなるので、難しかったです」と振り返った。「見事に演じられていました」と、石坂に称賛されると「ありがとうございます」と、はにかんでいた。

『俺の家の話』(TBS)に出演した西田と江口は、揃って助演男優賞、助演女優賞を受賞。

ステージに登場した西田は「ありがとう」とトロフィーを掲げた。西田と「同期ですからね」という石坂が西田に「こんな役は他の人にはできない」と西田の芝居を絶賛すると、「そんなことおっしゃらないでくださいよ、先輩」と声を震わせた。石坂に「今までの集大成のような役じゃないですか?」と聞かれると、「恐れ入ります。(演じた役は)人間国宝であり、アルツハイマーであり…本当に頭が混乱しそうだったんですけど、すばらしい脚本、共演者に恵まれて、今日という日を迎えられました」と感謝の言葉を伝えた。

江口は、石坂に「目の動きと顔の動きを絶妙にズラしながら芝居できるのがすごい」と褒められると、江口は「今、石坂さんに言われて、初めて自分にそういうところがあるんだと知りました」と淡々とコメント。ドラマについては「毎回脚本が面白かったし、(出演して)うれしいな、楽しいなという気持ちが大きかったですね。ありがとうございました」と喜びを表現した。

さらに、『俺の家の話』(TBS)が、作品賞/連続ドラマ部門でグランプリに輝くと、脚本を務めた宮藤官九郎は、「長瀬(智也)くんがいたからこのドラマができた。キャストの皆さん、それぞれが良かったですね」と振り返った。

作品賞/単発ドラマ部門でグランプリに輝いた『太陽の子』(NHK)に出演した柳楽は、ステージに登場すると「ありがとうございます」と笑顔。あの時代を生きている青年になっていた「監督の演出を丁寧にやって、近付けていけたなと思います。撮影するにつれて理解を深めていった。役者としても人間としても、知るべき事実だったなと思います」と、作品に出会えたことへの感謝を伝えた。

◆「東京ドラマアウォード2021」受賞作品・受賞者

【作品賞/連続ドラマ部門】
グランプリ:『俺の家の話』(TBS)
優秀賞:『コントが始まる』(日本テレビ)
優秀賞:『MIU404』(TBS)
優秀賞:『半沢直樹』(TBS)
優秀賞:『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS)
優秀賞:『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ)
優秀賞:『華麗なる一族』(WOWOW)

【作品賞/単発ドラマ部門】
グランプリ:『太陽の子』(NHK)
優秀賞:『流行感冒』(NHK)
優秀賞:『エアガール』(テレビ朝日)
優秀賞:『人生最高の贈りもの』(テレビ東京)
優秀賞:『教場II』(フジテレビ)
奨励賞:「ミニドラマ『悲熊』」(NHK)
ローカル・ドラマ賞:『ペペロンチーノ』(NHK仙台放送局)
ローカル・ドラマ賞:『ミヤコが京都にやって来た!』(朝日放送)

【個人賞】
主演男優賞:窪田正孝/『エール』(NHK)
主演女優賞:綾瀬はるか /『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS)
助演男優賞:西田敏行/『俺の家の話』(TBS)
助演女優賞:江口のりこ/『俺の家の話』(TBS)
脚本賞:坂元裕二/『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ)
演出賞:西村武五郎/『きれいのくに』(NHK)
特別賞:橋田寿賀子

主題歌賞:STUTS & 松たか子 with 3exes「Presence」(『大豆田とわ子と三人の元夫』<関西テレビ>主題歌)

【海外作品特別賞】
『ヴィンチェンツォ』/韓国
『俗女養成記2』/台湾
『2gether』/タイ