<レスリング>【2021年世界選手権・レビュー(10)】男子フリースタイル125kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2021年10月2~10日、ノルウェー・オスロ)


【男子フリースタイル125kg級・優勝】
アミール・ホセイン・アッバ・ザレ(Zare, Amir Hossein Abbas=イラン)

▲提供=UWW / 撮影:Tony Rotundo

▲提供=UWW / 撮影:Tony Rotundo

 2001年1月16日生まれ、20歳。2018年にカデットでアジア選手権と世界選手権を制し、ユース・オリンピックで2位。翌2019年の世界ジュニア選手権は2位に終わったが、その後のU23世界選手権で優勝。

 2019年からシニアの闘いへ。同年は層の厚い国内の闘いを勝ち抜けなかったが、その後、順調に力を伸ばし、2021年春の東京オリンピック国内選考で、出場枠を取った選手を退けて同オリンピックの代表へ。準決勝で世界3連覇のゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)に敗れて銅メダル。今回、決勝でペトリアシビリに雪辱して世界一へ輝いた。

 イランの最重量級が世界一に輝くのは、1989年以来、2人目(ビーチ世界選手権を除く=今大会の男子グレコローマンで3人目が誕生)

 ■アミール・ホセイン・アッバ・ザレの話「オリンピックで銅メダルに終わり、表彰台を降りた直後から弱点の克服に取り組み始めました。短い休息の後、私はナショナルチームの合宿に参加してこの大会にそなえました。コーチが敗因を慎重に分析してくれ、準備してきました。決勝は非常に厳しい闘いでしたが、この試合のためにすべてを研究し、対策を練ってきました。計画通りに進んだことを神に感謝します」

《1回戦~決勝の成績》=resultトーナメント表
決 勝 ○[9-2]Petriashivli, Geno(ジョージア)
準決勝 ○[4-0]Akgul, Taha(トルコ)
3回戦 ○[Tフォール、1:49=10-0]Gwiazdowski, Nicholas Edward(米国)
2回戦 ○[6-0]Khramiankov, Dzianis(ベラルーシ)
1回戦  BYE


【表彰式】

▲提供=UWW / 撮影:Tony Rotundo

[2]Petriashivli, Geno(ジョージア)
[3]Akgul, Taha(トルコ)
[3]Munkhtur, Lkhagvagerel(モンゴル)


【決勝・動画】
Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)○[9-2]●Petriashivli, Geno(ジョージア)

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