稲葉浩志&桜井和寿のデュエット「これは音楽界の"事件"。アグレッシブに動いて欲しい」新シーズンに決意も込めた選曲

シーズン6もよろしくです!from 松崎真人

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シンガーソングライターで"選曲家"の松崎真人が、'70~'90年代の日本の曲・日本語の曲を中心に"厳選かけ流し"(イントロからアウトロまでノーカット)でお届けするSTVラジオ『MUSIC☆J』。この日(10月26日)からは『MUSIC☆J シーズン6』として、毎週・火~金の19:00から3時間の生放送でお送りします。広島・RCCラジオと同時放送です。

シーズン6の出だしは、いま話題のデュエットにちなんだ選曲が入りました。(文中敬称略)

松崎:方々で今、話題になっている「B’z presents UNITE #01」ですが、Mr.Childrenの桜井和寿とB'zの稲葉浩志がデュエットしたという。これは”事件”ですよね。僕は見損なってしまったんですが、この曲を選ぶところがやっぱり、ミュージシャンだなと言う感じがします。

M03「Everything(It’s you)/Mr.Children」

松崎:この曲、このバージョン(オリジナル音源)で弾いている田原(健一=Mr.Childrenのギタリスト)のギターもいいわけですが、これを聴きながら、(B’z presents UNITE #01では)「これ、松本(孝弘=B'zのギタリスト)が弾いたんだ」と思ったら、「どう弾いたんだろう」と思っただけで、ちょっとワクワクすると言うか、胸が熱くなります。それが、音楽の夢のあるところだと思うし、そういう夢を与えられる立場にいる人は、どんどんアグレッシブに動いて欲しいなと思います。

松崎:私は私の場所でささやかにやっていきますので、はい。

そして、楽曲のアレンジ(編曲)に対するこだわりの強い松崎のセレクト。20時台の冒頭では、80年代の大ヒット2曲のアレンジに対するプチ・コメントが、こだわりを感じさせます。

M11「翼の折れたエンジェル/中村あゆみ」

松崎:(曲の終わりで)うん、すごく気合いの入ったパッドだと思います、最後に「ファア~」っと残ってるやつね。こういうのが大事なんですよ。こういう所で手を抜くと、曲が一気に余韻がなくなってしまうので。高橋研が手がけた名曲ですよね。この曲、細かく聴くと名録音でもあります。

M12「ff(フォルテッシモ)/HOUND DOG」

松崎:(曲終わりで)この曲も1985年なんですよね。だから「翼の折れたエンジェル」と同じ年に「ff」。なかなか豊作ですよね。で、この曲、「♪パパパン・パパ・パパンパン」というキーボードのみのイントロがあって、そこからバンドが「ガッ」って入って来るんですけど、入って来るきっかけのときに「オーケストラ・ヒット」という当時の流行りの音で「パッ」と一発の音が入るんですが、これが小節のアタマじゃなくて、8分(ぶ)喰って(次の小節に入る8分音符ひとつ手前)で入るんですよ。これが、すごく耳を持って行かれるんですよ。「上手い!」って思いましたけどね、当時。

「翼の折れたエンジェル」のアウトロと「ff」のイントロ、松崎のこのトークを踏まえて改めて、聴いてみて下さい。

<10月26日のプレイリスト>
M01「銀河と迷路/東京スカパラダイスオーケストラ」
M02「Dear My Friend/Every Little Thing」
M03「Everything(It’s you)/Mr.Children」
M04「はぐれそうな天使/岡村孝子」
M05「サファイアの瞳/THE ALFEE」
M06「あの時君は若かった/ザ・スパイダース」
M07「長い髪の少女/ザ・ゴールデンカップス」
M08「窓ガラスのへのへのもへじ/さそり座」
M09「傷心/大友裕子」
M10「水鏡/鈴木一平」

M11「翼の折れたエンジェル/中村あゆみ」
M12「ff(フォルテッシモ)/HOUND DOG」
M13「Everybody Wants To Rule The World/Tears For Fears」
M14「星影の小径/ちあきなおみ」
M15「公園の手品師/フランク永井」
M16「SOPPO/ツイスト」
M17「サード・レディー/桑名正博」
M18「たそがれマイ・ラブ/大橋純子」
M19「壁みてる/眉村ちあき」
M20「帰ろう/藤井風」

M21「YES-YES-YES/オフコース」
M22「雨のリグレット/稲垣潤一」
M23「PRIDE/今井美樹」
M24「布団の中から出たくない/打首獄門同好会」
M25「左胸の勇気/乃木坂46」
M26「電話しても/村田和人」
M27「新・東京/朝倉さや」
M28「生きてりゃいいさ/河島英五」

M29「TOMORROW/岡本真夜」

<松崎真人の編集後記>
「電話しても/村田和人」…MUSIC☆Jシーズン1の第1回放送で「一本の音楽」をかけた。短い間だったけれど所属事務所が同じで、ライブリハを見学させていただいたり、後のBirthday Suit時代には佐木君と3人で共演の機会もあった。(当日ぶっつけ本番で “What a wonderful world” をカバーした)。6年が経って今はCity Pop ブーム。「電話しても」が収められたデビューアルバム「また明日」は今、リマスター盤がびっくりすような高値で取引されている。作品は永遠。村田さん、僕はこっちでもう一頑張りします。(松崎真人)

STVラジオ『MUSIC☆J』(毎週 火~金 19:00~22:00) ◇RCCラジオ同時生OA(~21:50)

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MUSIC☆J

放送局:STVラジオ 他1局ネット

放送日時:毎週火曜~金曜 19時00分~22時00分
※放送局によって日時が異なる場合があります。

出演者:松崎真人:(まつざき・まこと)シンガーソングライター、選曲家(北海道出身)。1984年ヤマハポピュラーソングコンテストで優秀賞を受賞し、85年「たわいないトワイライト」でデビュー。92年、佐木伸誘とユニット「Birthday Suit」結成。現在はソロでラジオパーソナリティやライブを中心に活動。

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70年代~90年代の日本のポップス・日本語のポップスを中心に"厳選かけ流し"でお届け。パーソナリティは、北海道出身のシンガーソングライター・松崎真人。音楽への深い造詣と知識に裏打ちされた含蓄あるトーク、選曲の幅広さでリスナーの支持を全国に広げている。松崎の"微妙な滑舌"も病みつきになります!。
★RCCラジオでも同時生放送(~21:50)

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