荒川が女子初優勝 ゴルフ日本学生選手権 星川4位

 ゴルフの朝日杯日本学生選手権最終日は27日、千葉県の千葉CC梅郷(男子6999ヤード、パー71、女子6247ヤード、パー72)で行われた。女子では、首位で出た荒川怜郁(コザ高―中部学院大2年)が最終日を70で締め、通算6アンダーの138でまとめ、大学で自身初の優勝を決めた。星川ひなの(真志喜中―熊本国府高―日大4年)は73で回り4位だった。 ▽男子最終成績 (1)蝉川泰果(東北福祉大)136(70、66)(2)下家(大阪学院大)136(69、67)(3)植木(日大)137(73、64)(3)鈴木(東北福祉大)137(67、70)(9)宮里海翔(東北福祉大)139(72、67)(1、2位はプレーオフによる)

 ▽女子最終成績 (1)荒川怜郁(中部学院大)138(68、70)(2)橋本(東北福祉大)142(72、70)(2)佐藤(東北福祉大)142(71、71)(4)星川ひなの(日大)143(70、73)(14)仲村姫乃(沖縄国際大)149(73、76)(19)比嘉里緒菜(大阪学院大)150(76、74)(29)比嘉瑞姫(日大)153(76、77)

 ショットさえ、独走状態

 ○…初日からショットがさえ渡り、最終日はほぼ独走状態で大学初優勝を飾った荒川怜郁。自身が最も結果に驚いた様子で「個人での優勝は中部(地区)でもなくて、まさか本当に勝つとは」と喜びをあらわにした。

 公式練習とは別にプライベートでも大会と同じコースを使用して練習したという。その際は、82をたたき「やばい」と思ったが、公式練習では「刻んで確実な攻め方を試そう」と反省を生かして調整を続けた。

 高い木に囲まれた会場は「(グリーンに)乗せるためには、フェアウエーキープを上げるしかない」とOBやバンカーを警戒し、番手を調節した。その結果、フェアウエーキープ率は2日間とも約7割を維持した。「フェアウエーを守り、セカンドで(グリーンに)刻んで寄せられたのが良かった」。反省を生かしつかんだ初優勝に胸を張った。

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