三浦半島をヘリで遊覧 観光促進へ、京急が都内ベンチャーと資本業務提携

ヘリコプターから見える三浦半島の街並み(京浜急行電鉄提供)

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は27日、ヘリコプター遊覧飛行などを手掛けるベンチャー企業「AirX」(東京都)と資本業務提携を結んだと発表した。ヘリコプターを交通手段として活用し、三浦半島へ観光客を呼び込む狙いで、2023年度までの事業化を目指す。

 三浦半島に常設のヘリポートを整備。AirXが利用している東京、千葉県、横浜市保土ケ谷区のヘリポートと三浦半島を結ぶ路線を新設する。それぞれの区間を短時間で行き来できるようにするという。

 京急にとって空路での観光プラン実現や、三浦半島の回遊性向上を目的とした取り組みの一環。三浦半島の上空を巡る遊覧飛行プランや、ヘリコプター送迎付きの三浦半島宿泊プランの開発なども進めている。

 広報担当者は「三浦へのアクセスが一気によくなるはず。気軽に来てもらいたい」と話している。

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