平壌市民も“記念日はプロのカメラマンに” 客足が絶えない市内最大のスタジオ

朝鮮でもカメラ付き携帯電話の普及とともに誰でも手軽に写真撮影を楽しむ時代になったが、平壌ではプロのカメラマンに記念写真を撮ってもらう人々も増えている。

ブームの火付け役を担っているのが、楽浪区域の大同江のほとりにある「ノウル館」という写真館。

「ノウル館」で撮影された写真(C)朝鮮新報

高層ビルが立ち並ぶ未来科学者通りが一望できる場所に位置するが、景色がよし反面、交通の便は良くない。それでも客足は絶えない。市内で最大のスタジオを備えていることが理由だ。

館内は400平方メートルの敷地に、「朝鮮民族スタイル」、「現代風」、「西洋スタイル」、そして「子ども用」と4つのスタジオが整う。

「ノウル館」で撮影された写真(C)朝鮮新報

日常の生活にはない独特なシチュエーションを作り出し、立体感ある写真が人気を博している。

結婚式や還暦、古希、子どもの1歳の誕生日など各々の記念日に利用されている。

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