オリ25年ぶりVに“勝利の女神”も涙 「BsGirls」が間近で感じた強さの要因とは?

BsGirlsのCHALさん【写真:安藤かなみ】

球団公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls」のリーダー・CHALが感じたチームの雰囲気とは

25年ぶりにパ・リーグ優勝を決めたオリックス。オリックスの「勝利の女神」として活動しているのが球団公式ダンス&ヴォーカルユニットの「BsGirls」だ。2014年に結成されて今季が8年目。初代メンバーでリーダーを務め、今季を最後にユニットを卒業する「CHAL」さんが喜びのメッセージを寄せた。

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優勝が決定した今、とにかく幸せです。この上ない幸せです。人生で一番泣きました。史上最高の嬉し涙でした。あの瞬間は一生忘れないです。チームには、たくさんの夢を本当にありがとうございますとお伝えしたいです。そして監督、コーチ、選手の皆さん、ファンの皆様、本当におめでとうございます。これまでたくさんの方が願い紡いできた夢がかなった今、まずはこの喜びを分かち合いたいです。

今年のチームは、例年とはとにかく雰囲気が違いました。中嶋聡監督がメンバー表交換を終えてベンチに戻ったあと、みんなでハイタッチをするのですが、たとえその前の日にどれだけ大敗していたとしても、ベンチの覇気は常に変わらないんです。ベンチの前で選手を送り出す花道を作っている私たちも、その声に感化されて全力で送り出しができました。試合では、ヒットを打った選手への盛り上がり方もすごいんです。

今年、一番印象に残っている試合は9月30日のZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦。T-岡田選手が9回2アウトから打った逆転3ランは本当に感動しました。ベンチの様子も含めて、「なんていいチームなんだろう」と映像を何回も何回も見返しました。T-岡田選手といえば、2014年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦で見せていただいた逆転3ランもものすごかったですね。あのホームランは、今でも映像を見返したら泣いてしまいます(笑)

BsGirlsのCHALさん【写真:安藤かなみ】

「今年のMVPを選ぶのはかなり難しいですね。だって、MVPしかいないんですもん」

T-岡田選手だけではなく、その当時を知っている選手の方が今シーズンも活躍されている姿はとてもうれしいです。あのときの悔しさを今も忘れずに戦っていると思うので、私もそれに負けじと頑張りたいと思います!

今年のMVPを選ぶのはかなり難しいですね。だって、MVPしかいないんですもん(笑) これ、うれしい悩みですよね。私が考える影のMVPは、やっぱり宗佑磨選手でしょうか。つなぎ役もしっかりやって、決めるところは決める。円陣でも指揮をとったり、盛り上げてくれるので、チームを引っ張っていってくれていたと思います。でも、みんなです! 全員です! こんなにMVP選びが悩ましいのは初めてかもしれません。

チームが2位になった2014年に誕生したBsGirlsの初期メンバーとして、8年間チームを見てきました。チームの成績がよくないこともありましたが、2014年の快進撃を見ていたからこそ、「こんなもんじゃない」「絶対に上に立てるときがくる」と信じてきました。当時も最初は数えるくらいしかいなかったお客さんが、チームが強くなるにつれて増えていきました。私たちも、どんな状況でもそのときに来てくださるお客様に向けて120%のパフォーマンスを見せようという意識はずっと変わっていません。

次に目指すのはもちろん、日本一です。また皆様と一緒に喜べるよう私自身も一戦一戦全力で挑みます。

私にとってオリックス・バファローズに出会ってからの8年間は、選手の皆さんには希望や勇気、夢をもらい、ファンの皆さまにはたくさんの愛や笑顔をいただいて、ここまで600試合ほど休むことなく走り続けてこれました。どんなときもオリックス・バファローズの一員でいられたことを誇りに思いますし、心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。2021年、まだまだチームの戦いは続きます! 引き続き熱いご声援よろしくお願いいたします!

【写真集】貴重な“私服姿”を大公開 25年ぶり優勝に歓喜の「BsGirls」CHALさん

貴重な“私服姿”を大公開 25年ぶり優勝に歓喜の「BsGirls」CHALさん【写真集:球団提供】 signature

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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