〈上越市議補選〉立候補者の主張と横顔(書面インタビュー)

 上越タイムス社は、31日投開票の上越市議補選(欠員1)に立候補している日本第一党公認で会社役員の菅原深雪氏(59)、無所属で元中学校教諭の木南和也氏(42)、日本共産党公認で飲食店経営の岩澤健氏(50)に書面インタビューを実施。回答には全体で字数制限を設け、ほぼ原文のまま掲載する。

質問項目

(1)訴えたい政策・公約

(2)村山市政の評価

(3)10年後の上越市の未来像

(4)自身のセールスポイント

※上から下へ届け出順

菅原深雪氏

(1)安全保障に重点を置き考えております。食の安全を守ります。食料自給率の向上と安全でおいしい作物提供の維持を目指し、小規模・家族経営農家への支援の拡充に努めます。

 自然災害から守ります。地域コミュニティーの力を活かして、地域防災力を高めます。

 経済的弱者を守ります。若者子育て世代・感染禍で経営が困窮している中小・零細企業・個人事業主へのより一層の支援を求めて参ります。

(2)財政健全化は評価しますが、支援すべきところが手薄になったのではと感じます。

(3)政治を目指す者が夢を語らなければならないと思いますが、悲観的に見ています。緩やかに後退すると予想します。上越市の平均年収が287万円、その半分が公的なお金に消えます。若者が将来に夢を持てないようでは明るい未来像は見えません。

(4)綺麗ごとは言いません。事実を皆さまにお伝えします。

木南和也氏

(1)「夢が叶う町・上越」これが私の目指したい上越です。将来の子どもたちが、進学や就職をする際に、地元でその夢が叶えられるようにします。高校卒業後の進学先である大学や専門学校、幅広い分野や職種の企業の誘致を目指します。また、起業をする際の支援策を充実させ、「チャレンジできる上越」を実現します。

(2)コロナ禍におけるワクチンの接種方法「上越方式」は全国的にも高評価でした。

(3)上越妙高駅で始まるローカル5Gを皮切りに、情報インフラの充実が図られ、ICT分野を専門的に学ぶことができる大学や専門学校、また企業が多数ある「ICT先進都市・上越」を目指し、若者の人口流出が食い止められシニア世代をしっかりと支えられる街づくりを目指します。

(4)新人らしく謙虚で素直な姿勢で市民に寄り添います。世代間・地域間の調和を図るために努力します。約17年の教員としての経験を生かし、上越のために頑張ります。

岩澤健氏

(1)感染の元を断つ大規模なPCR検査と持続化給付金再給付や一人10万円の暮らし応援給付金で、新型コロナから命と暮らしを守ります。センター病院、労災病院、柿崎病院など地域の〝かかりつけ〟病院を残し、安心できる地域医療を守り、介護保険料・国保税を引き下げ、保育園や学校の給食費を無料にします。市民と野党の共闘の力で政権交代を実現し、原発再稼働ストップ、消費税減税・廃止を実現させます。

(2)市民の声を聞かず、行政サービス削減と市民負担増を進めてきました。財政調整基金をため込んで、コロナ禍でも市民のために使わない姿勢は評価できません。

(3)市民の命と暮らしが大切にされる市政の下で、若い人が生き生きと働き家庭を築ける街。再生可能エネルギーによる電気の地産地消で、経済が循環し活性化している街。

(4)笑顔を絶やさず明るく元気です。困っている人に一途に寄り添い、その人の立場に立ち相談に乗ります。

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