中国、海外の無免許オンライン証券に警鐘

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[上海 28日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は、中国で免許を取得していないオンライン証券会社がインターネット経由で中国の顧客にサービスを提供すれば、違法行為になるとの認識を示した。

共産党機関紙、人民日報はウェブサイトの記事で、11月1日に中国で新たな個人情報保護法が施行されるのに伴い、米国上場の中国のオンライン証券フートゥー ・ホールディングスとアップ・フィンテック・ホールディング が規制上のリスクに直面していると指摘していた。

人民銀行の孫天キ金融安定局長は、週末の上海・外灘サミットで「国境を越えたオンライン証券会社が運転免許を持たずに中国で車を運転している。違法な金融活動に関与している」と述べた。筆記録が27日公開された。

ナスダック上場のフートゥーとアップ・フィンテックの株価は、中国政府の次の規制対象になるとの見方から、急落している。

同局長は、海外でしか免許を取得していない一部のオンライン証券会社が、主として中国本土の投資家にサービスを提供し、米国・香港株の取引を行えるようにしていると指摘。

ケイマン諸島に登記されたある証券会社は、口座の80%が本土の顧客によって開設されており、香港に登記する別の証券会社も、この比率が55%に達していると述べた。