映画『ソウルフル・ワールド』を題材にした巡回展がニューオーリンズ・ジャズ博物館から開催

Artwork: Disney

米フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内エプコット・センターで開催された、ディズニー/ピクサー製作による2020年の大ヒット映画『ソウルフル・ワールド』(原題:Soul)を題材にした巡回展「The Soul of Jazz: An American Adventure」が、来月からニューオーリンズジャズ博物館で開幕し、その後12月10日からカンザスシティのアメリカン・ジャズ・ミュージアムで、来年2月からはNYハーレムの国立ジャズ博物館で開催される。

企画会社のウォルト・ディズニー・イマジニアリングは、エプコット・センターでの体験展示を再現するために各地の博物館と提携していく。

今回の展覧会では、各博物館がキュレーションした独自のコーナーが設置される他、映画『ソウルフル・ワールド』に登場するジョー・ガードナーとドロシア・ウィリアムズのマケット(模型)も展示され、来場者はジョーやバンドと一緒に写真を撮ったり、モバイルアプリ“Play Disney Parks”を使ってインタラクティヴな展示を楽しみながらジャズの知識を試したりすることができる。

ジェイミー・フォックスが声優を務める映画『ソウルフル・ワールド』の主人公で、ミュージシャン、指導者、教師のジョー・ガードナーは、この展覧会のガイド役として、ジャズの豊かな歴史へと来場者を案内する。

ウォルト・ディズニー・イマジニアリングでエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるジョン・デニスと、トレント・レズナーとアティカス・ロスらと共作した同映画のスコアでアカデミー賞“作曲賞”を受賞し、ミュージシャンとして演奏にも参加しているニューオリンズ出身のジョン・バティステによる対談映像は下記よりご覧いただける。

この映像の中で、ジョン・バティステは、ジャズはディズニーのテーマパーク同様に、喜びや懐かしさを呼び起こすことができるのだと語っている。

「ジャズには、それを実現する力があり、そのビジョンに多大な貢献を果たしているのです」

ニューオーリンズジャズ博物館での「The Soul of Jazz: An American Adventure」展の開催は、“インタラクティヴな展示や多世代向けの教育プログラム、研究施設、魅力的な音楽パフォーマンスを通じて、あらゆるかたちでジャズを讃える”という、ジャズ発祥の地にあるこの場所に相応しいイベントとなるだろう。

Written By Paul Sexton

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