長寿社会に朗報!アクティブシニア約600世帯が暮す、夢の高齢者専用のタワマン(28階建)誕生へ

△現地「幕張ベイパーク」の空撮写真(2021年6月撮影)

三井不動産レジデンシャル(東京・中央区)は今秋、首都圏最大級の高齢者向け住宅を千葉市美浜区でこのほど着工し、2024年秋の開業を予定していると発表しました。

高齢者向け住宅の市場が広がる契機になるとして、早くも業界の内外で話題を呼んでいます。

詳細を見ていきましょう。〈以下の画像はすべて完成予想図〉

首都圏最大級の高齢者住宅、2024年オープン!

建物全体の完成予想図

名称は「パークウェルステイト幕張計画」(仮称)で、28階建て・617室という超大型物件。

居室の総数は首都圏の高齢者向け住宅(サ高住、有料老人ホーム等を含む)で第2位になるとしています。

場所は住宅・商業施設が連なる大規模複合開発エリア「幕張ベイパーク」(千葉市)内で、3年後にオープンする予定です。

タワー棟

「シニアのためのサービスレジデンス」

エントランスロビー

同社ではこの物件を「シニアのためのサービスレジデンス」と銘打っています。

そのコンセプトは、「人生100年時代に自立した元気な高齢者がより自分らしく豊かに暮らせる新しいすまいのカタチ」

入居者の要件は原則として、「自立した60歳以上」です。

同社の高齢者向け住宅のブランド「パークウェルステイト」(計5棟・建築中含む)では、毎日の食事やホームアテンダントサービス、生涯にわたる介護・医療支援を提供しています。

それでは、今回の物件(幕張)のサービスなど、特徴を見ていきましょう。

1.多世代の交流育むイベント

メインダイニング

幕張ベイパークでは現在、イベントやコミュニティ活動が行われています。

この物件でも多世代との交流を楽しめるアクティビティを検討しているそうです。

【計画案】
〇地域住民も利用できるレストランの運営
〇館内の施設を使った地域住民とのサークル活動・交流イベントの実施
〇外庭でのイベント開催や、生物観察などで子どもたちとも交流

【高齢者住宅の新潮流】サ高住中心に多世代が共に暮す街「江古田の杜」を訪ねて

2.緑豊かな屋外空間

外庭

地域に開かれた広い外庭と、入居者が楽しめるプライベートな中庭や屋上庭園を計画しています。

その中庭ではコーヒーを飲みながら本を読んだりしてくつろげるほか、屋上庭園では日光浴などでゆったりと過ごせるでしょう。

3.医療・介護サービスを提供

亀田総合病院など亀田グループと連携し、医療・介護サービスを提供します。

(1)医療連携
病気の予防等を目的に、定期的なヘルスチェックサービスを実施。

(2)看護・介護サービス
24時間体制で看護師が常駐し、日々の健康相談や緊急時の対応にあたります。

また、将来介護ニーズが生じたときに備え、建物内に介護専用フロアを用意。
専任のケアスタッフが24時間常駐し、見守り・生活支援サービスを提供します。

約42~71㎡台の広い居室

幕張ベイパーク

【建物の概要】
〇所在地:千葉市美浜区若葉3-1-23
〇構造・規模:RC造(一部S造)・地上28階建
〇居室数:617室 <一般居室534室、介護居室83室>(予定)
〇一般居室面積:約42㎡台~約71㎡台

今後も3大都市圏で展開

同社では現在開業している「パークウェルステイト浜田山」に加え、すでに4物件の開発計画に着手しています。

今後も3大都市圏を中心に「シニアのためのサービスレジデンス」を積極的に展開していく考えです。

➀パークウェルステイト浜田山(東京都杉並区/2019年6月開業済み)
➁千葉県鴨川市/2021年11月開業予定 ➂大阪府豊中市/2023年春頃 ➃東京都港区/2024年秋頃
➄パークウェルステイト幕張計画(仮称、千葉県千葉市/2024年秋頃)

本記事と画像の出典:三井不動産レジデンシャル㈱ 公式サイト

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