JR西日本 総合検測車 DEC741を導入

JR西日本は現在使用されている電気検測用直流電車総合検測車 クモヤ443 に代わり新たに総合検測車 DEC741を導入すると発表しました。

DEC 741は従来からの架線計測装置に加えて、現在、人が現地で、実施している地上検査を車上化するため各種装置を搭載した総合検測車となります。

特殊なカメラを屋根上と側方に50台設置し広範囲に様々な角度で電柱や信号機など約100種類の設備が撮影出来でき、沿線の環境に配慮した照明を採用する事でトンネル内や夜間の撮影も可能となりました。

また架線周り用に4台のカメラを設置し従来の装置では測定出来なかった架線相互の高低差や離れの測定が出来るようになります。

そして今まで人が現地で実施していた地上検査にかわり、撮像した画像データをAIを活用して解析する事とにより車上で行えるようになりました。

車両はDEC700と同じ電気式気動車で非電化区間も含めた在来線全線区が走行可能です。またJR四国やJR九州やその他の鉄道他社の線区も走行します。

2022年4月頃から使用開始予定です

画像:JR西日本ホームページより引用

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