江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)の人気車両「江ノ電300形」で実際に使用された行き先板が、同市のふるさと納税の返礼品に再登場する。昨年11月に8セットを用意した際には応募が殺到、約2分間で品切れとなった。
300形は1956年から68年にかけて計6編成12両がデビュー。現在は1編成2両が走り、「江ノ電ファンの人気者、顔となる車両」(同社)という。
現役では最も古く、唯一前面にアルミ製の行き先板(横73センチ、縦16センチ)を付けて走行。返礼品となる行き先板は今年8月から10月にかけて使用されていた。
今回は市の依頼を受け、行き先板と行き先板を付けて稼働中の江ノ電車両の写真、江ノ電300形写真集の3点セットを計10セット用意した。
ふるさと納税の15万円コースの返礼品で、11月1日午前0時から先着順に、ふるさと納税サイト「さとふる」で受け付ける。
このほか、市は返礼品に「井出農園の野菜詰め合わせ」(1万円コース)や、「江の島プリン」(同)など新たに45品目を追加。市財政課は「今後も藤沢の魅力ある返礼品をバリエーション豊かに充実させていく」としている。