島の将来託す一票 口永良部島などで繰り上げ投票 衆院選

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衆院選の繰り上げ投票で一票を投じる有権者=28日午前7時すぎ、屋久島町口永良部島本村

 衆院選の繰り上げ投票が28日、全国に先駆けて屋久島町口永良部島、三島村、十島村の計12投票区で始まり、有権者は島の将来を1票に託した。投票箱は各町村の選挙管理委員会で保管し、31日に開票される。

 口永良部島唯一の投票所、へき地保健福祉館では午前7時の投票開始とともに有権者が次々と訪れた。自営業の関口浩さん(55)は「最近の中国や北朝鮮の動きを見ると、離島ならではの危険性をひしひしと感じる。しっかりとした交渉力を持って、外交をしてほしい」と期待した。

 三島村に3年前に戻ってきた宮田穣さん(49)は、黒島の三島大里学園体育館で投票。「村でも運動会などの行事が中止になっており、新型コロナウイルス対策を重視して投票した」と話した。

 口永良部島と三島、十島両村は悪天候などで輸送が遅れる場合を想定し、投票日を3日繰り上げている。当日有権者数は口永良部島97人(男49人、女48人)、三島村は283人(男128人、女155人)、十島村515人(男262人、女253人)。投票率はそれぞれ74.23%、84.45%、83.30%だった。

 30日は長島町の獅子島、瀬戸内町の請島、与路島の計6投票区で繰り上げ投票がある。

衆院選の投票をする三島村民=28日、黒島大里の三島大里学園体育館