ノアのGHCヘビー級王者・中嶋勝彦(33)が田中将斗(48)との初防衛戦(30日、福岡国際センター)へ弾みをつけた。
28日の熊本城ホール・シビックホール大会では10人タッグ戦で前哨対決。拳王率いる無頼派集団「金剛」の一員として登場した中嶋は、いきなり田中と対峙。グラウンドで緊張感あふれる攻防を繰り広げ、静かな立ち上がりの中でも熱い火花を散らした。
その一方で、気迫みなぎる壮絶なエルボー合戦で意地をぶつけ合う。またコーナーで踏みつけ攻撃を繰り出し、王者の貫禄を誇示した。
終盤に田中のスライディングDを被弾しピンチを迎えるも、間一髪で2発目を回避。最後はバーティカルスパイクで田中から直接ピンフォール勝ちした。
これ以上ない形で王座戦に臨むことになった中嶋は「(今日は)味わったくらい。あさって(30日)は田中将斗を存分に味わって、全て食ってやる。これでより一層、福岡国際センターが楽しみだよ」と不気味な笑みを浮かべていた。