「フィールディング・バイブル・アウォード」の受賞者が決定

日本時間10月29日、各種の守備指標をもとに17人の専門家の投票によって決定される「フィールディング・バイブル・アウォード」の受賞者が発表された。この賞は各種の守備指標に通じた専門家が投票し、メジャー全体から各ポジション1名ずつが選ばれるため、「ゴールドグラブ賞よりも価値が高い」という声も多い。2006年から表彰がスタートしたこの賞は、従来の9ポジションに加え、2014年から「マルチ・ポジション」部門を設立してユーティリティ・プレーヤーも表彰できるようにしている。

昨年は投票者が12人だったが、今年は17人に増員。各ポジションの1位から10位を選出し、1位10ポイント、2位9ポイント、3位8ポイントという形でポイントが与えられるため、満票の場合は170ポイントとなる。今年は左翼手部門で165ポイントを獲得したタイラー・オニール(カージナルス)が最多ポイント(1位14票・2位2票・4位1票)だった。各ポジションの受賞者は以下の通り。

投手
ダラス・カイケル(ホワイトソックス:4年ぶり5度目)

捕手
ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ:初受賞)

一塁手
ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:4年ぶり4度目)

二塁手
ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:初受賞)

三塁手
キブライアン・ヘイズ(パイレーツ:初受賞)

遊撃手
カルロス・コレア(アストロズ:初受賞)

左翼手
タイラー・オニール(カージナルス:2年連続2度目)

中堅手
マイケル・A・テイラー(ロイヤルズ:初受賞)

右翼手
アーロン・ジャッジ(ヤンキース:初受賞)

マルチ・ポジション
エンリケ・ヘルナンデス(レッドソックス:2年連続2度目)

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