ワクチン3回目接種 長崎市、12月にも開始 医療従事者から順次

 長崎市は28日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、早ければ12月からの開始を想定していると発表した。2回目の接種から8カ月以上経過した人が対象。市は2~4月に接種した医療従事者約6100人に対し、11月下旬をめどに接種券が届くよう準備を進めている。
 市によると、3回目のワクチンも1、2回目と同様にファイザー社製とする予定。当面は先行接種した市内の医療従事者約2万3千人を対象とし、来年1月以降も順次接種券を送るなどの準備を進める。対象者の範囲は今後国から示される予定だが、集団接種会場の開設も検討している。
 同日の定例会見で田上富久市長は「感染が広がって医療を含めた社会を壊していく状況を防ぐためにも、3回目の接種は確実に実施したい」と述べた。

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