ティアック、TASCAM「DA-6400」シリーズファームウェアV3.00リリース。「RC-900」対応、タイムカウンター視認性向上やマルチトラック運用利便性向上

ティアック株式会社は、TASCAM「DA-6400」シリーズの最新ファームウェアV3.00のリリースを発表した。

TASCAMの64チャンネルデジタルマルチトラックレコーダー/プレイヤー「DA-6400」シリーズにおいて、トランスポートリモートコントローラーの対応や、タイムカウンターのディマーによる視認性向上など、マルチトラック⾳声再⽣機能が拡充されたという。

「DA-6400」シリーズは、MADIやDanteなど様々なオーディオインターフェース規格に対応した、1Uサイズの64チャンネルデジタルマルチトラックレコーダー/プレーヤー。 標準モデル「DA-6400」に加え、電源の⼆重化に対応した「DA-6400dp」をラインナップしている。

今回のアップデートでは、 「DA-6400」シリーズと併せて使用すると操作性が向上するユニバーサルリモートコントロールユニット「RC-900」で、再⽣や録⾳、停⽌、ジョグダイヤルによるサーチ、テイクの移動のほか、マークポイントの登録やマークポイントへの移動が可能となった。

また、テイク名を視認しやすくするため、タイムカウンターのディマーに対応。 タイムカウンター部分の表⽰の暗さを8段階で調整できる。

さらにオートレディ機能およびシアタープレイ機能の設定状態を表⽰することで、再⽣運⽤の状態を常に確認できるようになる。

そのほか、マークポイントの誤登録を防⽌するロック機能再⽣時の操作におけるロック機能追加。 再⽣状態の監視の妨げとならないように、登録操作時のポップアップメッセージを表⽰しないようにもできるなど、ユーザビリティが向上したとしている。

劇場やアミューズメント施設など、場⾯に合わせてそれぞれのコンテンツを交互にマルチトラック再⽣する運⽤では、「RC-900」を使⽤すると、次のコンテンツの再⽣待機を迅速にできるようになっている。

ファームウェアV3.00の主な特長とそのほかの機能は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

主な特⻑

  • リモートコントロールユニット「RC-900」対応により操作性を向上
  • マルチトラック⾳声再⽣に適した表⽰機能を追加
  • 再⽣の運⽤において誤操作を防⽌する機能を追加

そのほかの機能

  • テイクの先頭からの経過時間を表⽰するABS時間表⽰モードを追加
  • STOPボタンを押しながら前テイクへのスキップボタンを押すと先頭テイクに移動
  • 外付けキーボードのF5キーを押すことで、プレイリストエントリーの編集(ADJUST)画⾯に切り換える機能を追加
  • プレイリストエントリーの編集(ADJUST)画⾯にエントリー番号表⽰、タイムカウンター表⽰、タイムモード切り換え機能を追加
  • プレイリストエントリーの編集(ADJUST)画⾯において、現在時刻と⼀致したマークポイント名を表⽰
  • INPUT MONITOR画⾯とREC FUNCTION画⾯で各チャンネルごとの設定を⾏うIndividualモード時の操作性を向上

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