北越工業株式会社(新潟県燕市)が業績予想を上方修正、海外向け製品の需要増加が影響

北越工業株式会社(新潟県燕市)は29日、最近の業績動向を踏まえ、5月10日に公表した2022年3月期第2四半期(累計)連結業績予想を修正した。

売上高は、前回発表予想から3億8,000万円増の168億8,000万円に、営業利益は、4億3,000万円増の16億8,000万円、経常利益は、5億1,000万円増の17億9,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、3億4,000万円増の12億3,000万円となった。

海外向けの出荷が堅調に推移するなかで、特に需要が拡大している北米向けの出荷が大幅に増加した結果、第2四半期の売上高が予想を上回る見込みとなった。

また利益については、好調な海外向け製品の需要増加により、工場の操業度が大幅に回復し損益が改善された結果、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益とも予想を上回る見込みとなったという。

なお、通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、世界的な半導体などの供給不足、国際輸送コストや原材料価格の高騰など事業活動に及ぼす影響が不透明な状況であることから、現時点においては、5月10日に公表した連結業績予想を据え置くという。

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