WS第3戦は史上8度目の新人対決に ガルシア対アンダーソン

最初の2試合を1勝ずつで終えたアストロズ対ブレーブスのワールドシリーズは、日本時間10月30日から舞台をアトランタのトゥルイスト・パークに移して行われる。第3戦の先発投手はアストロズがルイス・ガルシア、ブレーブスはイアン・アンダーソンの予定。両チームの先発投手を新人が務めるのは、2006年の第1戦(タイガースのジャスティン・バーランダーとカージナルスのアンソニー・レイエス)以来15年ぶりのことであり、ワールドシリーズ史上8度目となる。

新人投手対決となる第3戦は、勝利したチームが一歩リードするだけに重要な一戦。ホームでの登板となるアンダーソンは「ファンはワクワクしていると思う。このチームと街はこれまでに何度も成功を収めてきたから、僕たちはファンのためにもう1度それを成し遂げたい」と意気込みを口にした。

ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは2度先発していずれも5回未満で降板したが、地区シリーズも合わせて3先発で防御率2.25と上々のピッチング。ポストシーズンは通算7先発で3勝0敗、防御率1.47と素晴らしい成績を残している。チャーリー・モートンの離脱により第4戦と第5戦はブルペンゲームとなる可能性が高く、できる限り長いイニングを消化することが求められる。

一方、ビジターでの登板となるガルシアは、地区シリーズ第3戦とリーグ優勝決定シリーズ第2戦でいずれも5点を失い、早期降板したものの、ワールドシリーズ進出を決めたリーグ優勝決定シリーズ第6戦では6回途中1安打無失点の快投。ダスティ・ベイカー監督は「彼のピッチングを見たことがない人は、いくらでも映像で確認できる。でも、彼のようなピッチングは簡単なように見えて難しんだ」と自信を持って大舞台のマウンドに送り出す。

1勝1敗で迎えた第3戦を制したチームは、過去60度のうち39度、ワールドシリーズを制している(65%)。ただし、直近17度に限れば13度(76%)とその割合は大きく上昇する。新人投手対決を制して世界一に一歩前進するのは、どちらのチームだろうか。

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