〈衆院選〉新潟6区・選挙戦最終盤へ 「票の上積みと挽回」高鳥修一氏 票読み、掘り起こし 各陣営、攻防激しく

 衆院選は31日の投開票に向けて最終盤を迎えている。小選挙区新潟6区に立候補しているのは届け出順に、立憲民主党新人の梅谷守氏(47)、自由民主党前職の高鳥修一氏(61)、無所属新人の神鳥古賛氏(53)。各報道の事前調査などから政党公認候補が一歩も引かない選挙戦を展開。無所属新人は独自の訴えを街頭で連日展開している。最終盤での攻防が激しさを増し、候補者は懸命に支持を訴えると同時に、陣営は「票読み」と票の「掘り起こし」に神経をとがらせている。

 高鳥氏の陣営は前回選同様の大接戦になるとみて、前回相手候補に約6400票差をつけた糸魚川市で票の上積み、約7500票差をつけられた上越市での巻き返しを図る。陣営関係者は「シーソーゲームが続くが、巻き返している感がある。必勝で臨む」と話す。

高鳥修一氏

 25日は党参院議員の丸川珠代元五輪担当相を招き、糸魚川市で200人規模の個人演説会を開いた。糸魚川大火からの復興に関する実績をアピール、支持拡大を訴えた。糸魚川選対の幹部は「上越市で相手を上回るのは難しい。糸魚川で取り返さなければ」と危機感をにじませる。

 毎夜2、3カ所で開いている個人演説会では、4期13年で培った政権や与党幹部とのパイプを生かし「新型コロナ対策や米価下落対策、地域の防災対策や公立病院の再編問題を解決できる」と語る。

 29、30の両日は、上越市内で大規模な個人演説会や上越、妙高両市での街宣を予定。小選挙区での「議席死守」を目指す。

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