EXIT兼近大樹「読むからこそ、頭にズドンと、心にズシっと刺さる」と兼近節で力説

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

2021年10月28日(木)夜9時からの放送では、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹と、進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーが、同じタイミングで著者として作家デビューすることを発表した。一方で、書店の数が20年間で半減している現状を受け、書店や読書の必要性について考えた。

書店の減少について、兼近は「『活字が眠くなる』『映像の方が良い』という意見はすごくわかるので、仕方ないという気持ちはある。でも、みんな無駄が好き。家で美味しいものが食べられるのに、キャンプに行って、わざわざ大変なことをしている。遠くまで行かなくても近くに同じような場所があるのに、旅行をしたがっている。それと一緒で、小説を読むのは面倒くさいけど、あえて読むからこそ、頭にズドンと心にズシっと刺さる。だから、書店の減少はちょっと寂しい」と本への秘めた思いを語った。平石アナは「週に1~2回は本屋さんに行くけど、読む時間は減ってきた。ネット動画とかネット記事とか、時間が短くて済むものに奪われていっていると思う。だから、世の中的には減少を止めにくいのかな」と語った。

一方で、相方のりんたろー。は「本屋はあまり行かない。でも、ポップがあったり特集があったりで、書店に趣のような“エモ”があることは理解できます」とコメント。また、「読書はしない」とした上でその理由について「本の話題をシェアできる友達が少ない。それと、僕はモテるために生きているので、動画配信サービスや、ファッション、美容などに時間を割いていくと、読書が早い段階で切り落とされちゃう」と語った。これを受けて、兼近は「本当にモテるために生きている(笑)。りんたろー。さんの周りにいる人が、読書に興奮しない人が多いのかな。だから“読書はモテない”という判断になるのでは?」と指摘すると、りんたろー。は「多くの分母を取りに行かなきゃいけないんですよ!」と、モテの美学を力説した。

番組の中で、自身の著書『むき出し』について1分間の生プレゼンに挑んだ兼近は「僕が経験、見てきたもの全てを活かして、主人公に投影した。主人公の石山に起こる出来事がちょっとずつ現実の兼近とリンクしたり、事実みたいなことが起きたりするような内容で、かなり刺激的になっている。これから世に出ようとしている人とか、退屈な日常を送っている人たちとか、いろんな人たちにこの本読んでもらって熱量を感じてほしい。純文学っていうのはちょっとおこがましいので、“準”をつけて、“準”純文学。今までにない現実と想像の世界を織り交ぜたような楽しい本になっております。本に人生を救われた人間なので、たくさんの人に読んでほしい。本を読まない人でも楽しめる、読みながら成長できる本になっています」と、語った。

また、平石アナも自身初の著書『超ファシリテーション力』について、「実は場を仕切るということが得意ではなかった。入社してから様々な会議や記者会見に参加する中で、仕切りが悪いと雰囲気が悪くなって、眠くなったり、つまらなかったり、結果が出なかったりということがあり、もうちょっとこうした方が良いのにと思って。そう思いながら、この番組をやっていく中で場を盛り上げるノウハウがいろいろ身についた。会社はもちろん、スポーツチーム、PTA、マンションの管理組合まで、様々なところで使える術がつまっていますので、ぜひ一回読んでみていただけると有難いなって思います」とプレゼンをした。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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