相模原市職員、公文書を一般ごみで廃棄 児童の名簿など個人情報記載

相模原市役所

 相模原市は29日、向陽こどもセンター(同市中央区)の職員が個人情報を含む公文書を持ち帰り、一般ごみとして捨てていたと発表した。

 市こども・若者支援課によると、こどもセンターの書類は施設で保管し、年度ごとに業者が回収して溶解処分することになっている。しかし、処分すべき書類がセンターに残っていたことから、当該職員は段ボールに入れて持ち出し、袋につめて自宅近くのごみ集積場所に捨てたという。収集業者が気付き、センターに報告して発覚した。

 公文書の中にはセンターを利用する児童の名簿など個人情報が記載してあったが、当該職員は把握しておらず、書類が公文書に当たるという認識もなかったという。

 同課は「大変申し訳ない。公文書の適正管理や個人情報保護の重要性や取り扱いについて、改めて意識付けを徹底し、再発防止に取り組む」とした。

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