沖縄コロナ感染新たに6人 講習会で初のクラスター確認

 沖縄県は29日、新たに10歳未満から60代の6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前の週の金曜日に比べて8人減少した。新たにクラスター(感染者集団)5例を確認した。うち1例は中部保健所管内の宿泊施設で9月6日から10日間開催された、県内団体が主催した講習会の参加者だった。

 県によると講習会からのクラスター発生は県内初となる。スタッフも含めて県内外から18人が参加し、40~60代の女性11人が感染した。会場での検温や換気は行っていたが、参加者同士で外出した際の車中で密となり、クラスターの原因になったとみられる。感染拡大は止まっている。

 

 米軍関係はキャンプ・ハンセンで2人の感染が報告された。

 

 市や保健所管内別の感染者動向では、28日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数が石垣市で24.07となっている。県が28日に示した11月以降の対応方針では、10万人当たり25人を越えた地域に注意報を出すとしている。県の糸数公医療技監は石垣市の感染者数は下がりつつあるとし「推移を見守りたい」とした。

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