アメリカ在住のライター舟津です。家でも毎日コーヒーを3杯は飲むコーヒーラバーですが、野外で飲むコーヒーは格別。同じ豆でもなぜかおいしく感じますが、野外で豆を挽いてドリップするのはちょっと手間がかかります。そんなときに便利なのがコーヒープレスです。今回はコーヒーラバーやちょっとずぼらさんにおすすめしたい!簡単においしいコーヒーが淹れられるコーヒープレスを紹介します。
コーヒープレスとは…
野外でのコーヒーといえば「ハンドドリップ」が主流で、さまざまなブランドからコーヒードリッパーが販売されています。ただし、ハンドドリップはフィルターをセットして、お湯をゆっくり注がなくては味に雑味が出るため、急いでいるときや疲れているときは、ちょっと面倒になることも!
ハンドドリップよりも手軽なコーヒープレス
そんな「ちょっとずぼらさんなコーヒーラバー」におすすめなのがコーヒープレスです。
コーヒープレスは、フレンチプレスやプレスポットなどとも呼ばれていますが、これ1つでコーヒーが簡単に淹れられ、しかも、コーヒーオイルもしっかり抽出するため、風味や苦みもしっかり味わえるコーヒーギアです。
筆者が愛用しているスタンレーの「トラベルプレス」
家でコーヒープレスを使用している人も多いですが、最近はアウトドア用にボトルとコーヒープレスが一体化されたものが販売されています。
我が家が愛用しているのは、真空断熱ステンレスボトルで有名なブランド「スタンレー」から販売されている「トラベルプレス」です。
見た感じは、普通の473ml入りのステンレスボトルに見えますが、ボトルの中にプレスが備わっており、これ1つでコーヒーが気軽に抽出できます。
使い方はいたって簡単。
ボトルの中にコーヒー粉を2スプーン入れてセット。
そこにお湯を注ぎ、4〜6分ほど蒸らします。
その後、プレスでゆっくり押せば美味しいコーヒーが出来上がり!
そのまま、そのボトルをどこにでも持って行くことができます。
スタンレーの「トラベルプレス」は、長時間保温効果が続く二層構造の真空断熱構造ですが、あらかじめお湯をボトルに入れ、ボトルを温かくしておくと、さらに保温効果が高まります。
また、お湯は沸騰したモノではなく、少し温度を落とした93度前後で作ると一層美味しいコーヒーが味わえます。
▼スタンレーとスターバックスがコラボしたコーヒープレスもあり!
ボトル型コーヒープレスのメリットは?
ハンドドリップとコーヒープレスの違いは?
まず、ボトル型コーヒープレスのメリットを紹介します。
【メリットその1】ボトルとプレスが一体化して、これ1つでコーヒーができ、ハンドドリップより手間がかからない
ハンドドリップの場合、ドリッパーにフィルターを敷いて、ゆっくり何度もお湯を注がなければなりませんが(それが楽しい場合もあり!)、コーヒープレスは「お湯を注いでプレスを押すだけ」なので、簡単にコーヒーが淹れられ時間がないときに便利。
【メリットその2】ペーパーフィルターを使用せずにエコ
ハンドドリップの場合、フィルターが必要。今は紙フィルターを必要としないタイプのモノもありますが、コーヒープレスは使い捨てのフィルターが必要なく、エコで経済的。
【メリットその3】コーヒーだけでなくお茶も淹れられる
コーヒー粉の代わりに、お茶の葉を入れれば簡単に暖かいお茶を作ることができます。
【メリットその4】フィルターを外せば普通のボトルとしても使用可能。
付属するプレスを取り除けば、水やお茶をいれるボトルとしても使用でき、用途によって使い分けができます。
ボトル型コーヒープレスの残念な点は?
では、ボトル型コーヒープレスの“ちょっと残念!”な点は…。
【残念なところその1】洗うのが大変
ハンドドリップの場合、フィルターを捨ててしまえば洗うのが簡単ですが、ボトル型コーヒープレスはプレスしたコーヒー粉がボトルの底に残っているため、洗うのがちょっと大変です。
【残念なところその2】大量のコーヒーが作れない
ボトル型コーヒープレスは、ボトルの容量分だけしかコーヒーがつくれません。
もし、大量のコーヒーを作りたい場合は、1回1回コーヒー粉が付いたボトルを洗って、入れなおさなければならないため、大量に作る場合には向いていません。
コーヒープレスが向いてる人・ハンドドリップが向いている人は…
アウトドアでコーヒーを淹れるときに使われるハンドドリップとコーヒープレス。
それぞれに向いている人は...
コーヒープレス向きの人は?
- コーヒーを淹れるのに時間をかけたくない人
- 味わい深いコーヒーが好みの人
- 淹れたコーヒーをそのままボトルで持ち運びしたい人
ハンドドリップ向きの人は?
- コーヒーの香りを楽しみながらドリップしたい人
- 雑味が少ないコーヒーのテイストが好みの人
- マグでコーヒーが飲みたい人
ポットで大量にコーヒーを作りたい人には「パーコレーター」
ちなみに、コーヒープレスやハンドドリップ以外にも、お湯を沸かすボットでコーヒーを抽出する パーコレーターというギアもありますが、これはポットで一度に大量のコーヒーが作れるため、大人数でコーヒーを飲むときに便利です。
まだまだある!スタンレーのコーヒーギア
スタンレーにはコーヒーラバーを唸らせるアウトドアでコーヒーを堪能できるギアがたくさんあります!
大容量でたくさんのコーヒーが一度で作れる「ホットフレンチプレス」
1.4Lのコーヒーを一度に簡単に作れる大容量のフレンチプレス。しかも、真空断熱ステンレスで保温効果が高いところも魅力です。
お湯が沸かせるポットつき。これ1つでコーヒーが作れるオールインワンフレンチプレス
お湯が沸かせるポット、コーヒー豆を入れるカップにもなるコンテナ、フレンチプレスが合体した、これ1つでコーヒーが作れるフレンチプレス。
【おぎやはぎのギアキャン#5】コーヒー好き必見! スタンレー『真空コーヒーシステム』を紹介 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
▼スタンレーのコーヒーギアを詳しくご紹介するこちらの記事もどうぞ!
【コーヒードリッパー】Stanley(スタンレー)の筆者愛用コーヒーギアおすすめ3選を紹介! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
スタンレー以外のボトル一体型コーヒープレス
残念ながらスタンレーのトラベルプレスは、スタンレージャパンでは販売されておらず、アマゾンや楽天などでの購入になります。
スタンレー以外の持ち運びしやすい一体型ボトルコーヒープレスは...
【エスプロのコーヒープレス】
軽さを重視したい方には、エスプロがおすすめ。210gと超軽量でスマートなコーヒープレスです。
【ビタントニオのコーヒープレス】
こちらは、真空二重構造のステンレスボトルで適温をキープしてくれるビタントニオのコーヒープレス。
また、細かいメッシュフィルターで粉っぽさを感じないコーヒープレスです。
【ボダムのコーヒープレス】
オフィスでもアウトドアでも、どこでもおいしいコーヒーが淹れられるコーヒープレス。
タンブラー型で持ち運びしやすいのもおすすめポイントです!
「簡単・おいしい・持ち運び楽チン」と3拍子揃ったボトル一体型コーヒープレスはアウトドアに最適!
我が家は、キャンプ場で時間があるときはハンドドリップ、トレッキングやドライブにコーヒーを持ち運びしたいときはボトル一体型コーヒープレスを使用し、TPOでコーヒーの淹れ方を変えています。
同じ豆でもコーヒーの淹れ方を変えるだけで、味が変わり、野外でもいろいろな味が楽しめます。
ちなみに夫は雑味が少ないハンドドリップしたコーヒーが好み。私は濃いめが好きなのでコーヒープレスの味が好み。その人の好きなテイストによって野外でも味が選べます。
コーヒープレスは、「コーヒーが好きだけどドリップするのが面倒だ!」「でもおいしいコーヒーが飲みたい」というずぼらさんにもおすすめしたいギアです。