岸田首相が真っ青当落リスト入手 ラスト演説が東京3区になったのはあのファミリーのため!?

岸田文雄首相(東スポ)

岸田文雄首相(64)も青ざめた自民党のマル秘資料を入手した。首相は衆院選(31日投開票)のラストを飾る30日の最終演説を東京・品川区のJR大井町駅前で行う予定。ここを選んだのは、過去の国政選挙の最終演説を秋葉原で行ってきた安倍晋三元首相(67)との違いを出すためとされるが、それだけではない。自民が独自に実施した情勢調査で石原ファミリーの苦戦を突きつけられ、焦ったからだという。

自民は衆院選中盤の22~24日の3日間、全国289選挙区を対象に5回目の情勢調査を実施。調査では、自民候補者と他党候補者の支持率を推計した。当選の可能性が高い順にA、A-(マイナス)、B+(プラス)、…D+、Dと10段階でランク付け。ざっくりいうとA、Bは当選、C、Dは落選だ。それを54ページにまとめた。

自民関係者の間で緊張が走ったのは東京3区だった。自民前職で石原ファミリー三男の石原宏高氏(57)、立憲民主党前職の松原仁氏(65)が火花を散らす激戦区。両氏を共産党新人の香西克介氏(45)が追う。

石原氏と松原氏は2003年衆院選から6回連続で争っており、直近では石原氏が3連勝中だが、7回目の今回は各報道機関の世論調査で石原氏の苦戦が伝えられる。

自民の情勢調査ではそれが鮮明に表れた。石原氏は支持率29・3%、松原氏は34・8%で5・5ポイント差をつけられてしまった。

しかも、公示日前の前回調査(15~17日)から今回、石原氏は0・9ポイントダウン、松原氏は0・1ポイントアップした。石原氏のランクは前回調査で上から6番目のC+だったが、今回、1つ落ちて上から7番目のCになってしまった。

「つまり、石原氏は公示後、選挙戦に突入して支持を減らし、当選が遠のいたと示されたわけです。首相も焦りがあるようで、マスコミも集まる最終演説で(東京3区の)大井町駅前を選び、石原氏の支持を訴えようと考えたと思われます」(永田町関係者)

自民は単独過半数(233議席以上)の確保は微妙で首相もピリピリしたまま、運命の10・31決戦を迎える。

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