【衆院選2021】衆院選あす投開票 神奈川県内小選挙区、自民が10議席以上獲得か

 第49回衆院選は31日、投票日を迎え、即日開票される。神奈川県内18小選挙区には51人が立候補し、与野党一騎打ちの選挙区のほか、「第三極」の野党や無所属候補を交えた選挙区などで激戦を展開。岸田文雄新政権に対する評価が問われる「政権選択選挙」だが、終盤情勢では自民党が優位に戦いを進める一方、態度を決めかねている有権者も多く、無党派層の動向が選挙結果の鍵を握りそうだ。

 県内の立候補者の党派別内訳は、自民17(前職15、新人2)、立憲民主党15(前職9、元職3、新人3)、共産党5(前職1、新人4)、日本維新の会7(前職1、元職1、新人5)、国民民主党1(新人1)、社民党1(新人1)、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」1(新人1)、無所属4(前職1、元職1、新人2)。

 23~26日の電話世論調査に神奈川新聞社の取材を加味した情勢分析によると、県内小選挙区では自民が過半数の10議席以上を獲得する勢いで前回実績の13議席をうかがう。

 立民は視野に入った2議席からの上乗せを目指し、5選挙区で激しく競り合う。共産と社民は野党共闘の効果が表れておらず、維新、国民も伸び悩んでいる。無所属では複数の選挙区で競り合う動きがみられる。

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