ゼロワン非道さん追悼セレモニー 妻の工藤めぐみGM「私にとっては本当に優しいデスマッチファイター」

10カウントゴングで黙とうする工藤めぐみGM(右)と大谷晋二郎(東スポWeb)

〝炎の戦士〟大谷晋二郎(49)率いるゼロワン30日の東京タワー特設リング大会で、17日に51歳で死去したプロレスラー、BADBOY非道さん(本名・高山秀男)の追悼セレモニーが行われた。

非道さんの妻で同団体の工藤めぐみGM(52)には、夫が亡くなってから初めての公の場。試合に先駆け、非道さんの遺影を手にリングに上がった。

1分間の黙とう、追悼の10カウントゴングの後にマイクを持った工藤GMは「くしくも最後のリングはこのゼロワンマットだったと知りました。病気になっても長期欠場になっても表に出さず一人で戦ってきた姿をそばで見てきました」と語った。

そして「生前に彼が言い続けてきたことは『長期欠場や病になっても自分がプロレスを下りると決めるまでは自分から引退は口にしない』という言葉だった。今日はプロレスラー・BADBOY非道としてお見送りすることができて、彼の願いがかなった」と涙ながらに生前の非道さんを振り返った。

最後は「私にとっては本当に優しいヒールレスラーであり、デスマッチファイターでした」という言葉で天国に旅立った夫を追悼した。

ともにリングインに立った大谷も「BADBOY非道選手の熱い思いを胸に、元気いっぱいスタートしましょう!」と非道さんのためにもプロレスを盛り上げることを誓った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社