【ルヴァンカップ】名古屋が決勝でC大阪を下して初優勝 MVPはMF稲垣祥

稲垣祥(東スポWeb)

J1名古屋は30日、ルヴァンカップ決勝・C大阪戦(埼スタ)に2―0で勝利し、大会初優勝を飾った。

前半はC大阪にペースを握られたが、持ち前の堅守でしのぎ、迎えた後半。同2分、左CKを起点に、最後はFW前田直輝が頭で押し込んで先制した。

さらに同34分には、シュートのこぼれ球に反応したMF稲垣祥が右足で決めてみせた。守備面でも最後まで集中力を切らさず、C大阪に得点を許さなかった。

大会MVPは2点目を挙げた稲垣に決定。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)16強敗退や27日に天皇杯準々決勝でこの日の対戦相手だったC大阪に0―3で敗れたことを踏まえて「ここ2週間、ACLから絶望に近いような状況で苦しい時期が続いたが、その中でもチームが崩れずに一枚岩となってやってこれた」。つらい敗戦を乗り越えてつかんだタイトルだった。

稲垣はタイトル獲得によって「自分たちの自信になって、ここからさらにステップアップできると思う」とチームの成長を確信。まずは現在4位につけるリーグ戦でACL出場権(3位以上)獲得を目指す。

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