ルヴァン決勝で先制点の前田直輝、実は「やめろと言われていたシュート」だった

30日に行われた2021年度のルヴァンカップ決勝、名古屋グランパスが2-0でセレッソ大阪を撃破し、クラブ史上初の優勝を果たした。

47分にセットプレーから前田直輝のゴールで先制すると、さらに79分に稲垣祥が追加点。守る時間も長かったなか、大人の試合運びで勝利を収めた。

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先制ゴールを決めた前田直輝は、あの形は「やめとけと言われていた」ものだったと明かした。

前田直輝

「あの形は結構練習でもよくやっていたんですが、最後に僕が外してしまうことがものすごく多かった。

みんなから『もうファーポスト入るのやめたら?』くらいのことを言われていたんですけど、こういう舞台でゴールすることができてとてもうれしく思っています。

置き場を邪魔すると見せかけてファーサイドにというのは狙い通りですし、ゾーンで守られている中で、うまくスペースに入り込むことができたのかと思います。

先制点を決めてからは人生で感じたことのないような30分間でしたね。ものすごく長く感じました。稲垣選手のゴールで少し安心できる心境になりましたね」

チームを鼓舞するように声を出していたことを指摘されると、「そりゃあ、自分でゴールを決めたら、その1点で勝ってほしいと思うから声出しますよね(笑)」と語っていたぞ。

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