橋本愛 映画の役目は「今を生きている人の心や感性を育てる」

TIFFアンバサダーの橋本愛(東スポWeb)

女優・橋本愛(25)が30日、都内で開幕した「第34回東京国際映画祭」(TIFF)のオープニングセレモニーに、フェスティバル・アンバサダーとして出席した。

橋本は、花柄の衣装で登場。セレモニー前のレッドカーペットについて「コロナ以前は、レッドカーペットも周りにお客さんがいらして。年に一度、まれに見る皆さんと交流できる楽しいイベントという感じだった。今年は熱気を感じるような空気ではないにしても、今年こういう状況で、映画祭が開催できたありがたみをじんわり感じる時間だった」と振り返った。

今年のテーマは越境。「ボーダーっていろんなボーダーがあって。男女の性別のこと、世界各国の物理的なボーダー、文化の違いだったり。お互い違いを認め合いながら、歩み寄るにはどうしたらいいかを誠実に考えていくことが、人とのつながりの中で大事だと思う」と意見を述べた。

続けて「そういう意識や、今を生きている人の心や感性を育てるのが、映画の役目として大きいものだと思う」としみじみと語った。

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