アントニオ猪木氏をパラオ大使が訪問「元気になったら、パラオに行くのが最初の目標」

マツタロウ氏(中)の訪問を受け、パラオに思いを馳せた猪木氏(アントニオ猪木「最後の闘魂」チャンネルより)

闘病中の〝燃える闘魂〟アントニオ猪木氏(78)が30日、自身のユーチューブチャンネル「最後の闘魂」で、フランシス・マリウル・マツタロウ駐日パラオ共和国大使の訪問を受ける様子を公開。現在の病状を説明する一幕もあった。

今月で離任し、パラオに帰国するというマツタロウ大使から「帰国する前に、猪木さんにどうしても会いたくて、あいさつに来ました」と訪問を受けた猪木氏は「もう少し元気になったら、パラオに行くのが最初の目標」とコメント。大使から「ずっとパラオは先生(猪木氏)を待っています」と応じられ、笑顔を見せた。

動画では猪木氏がマツタロウ大使と英語で会話を取る様子が公開され「あちらでは以前は牛肉を好んで食べていたけど、今は魚の方がいい。刺身とか」と話す猪木氏に、マツタロウ大使も「刺身をたっぷり用意しておきます」と歓迎を予告だ。

また、動画の中では病状に触れる一幕も。「治療があるのですが、私の体が。名前はアミロイド(ーシス)といい、このアミロイドがすごい(悪く)。あちらこちらが痛むし、特に心臓に圧がかかり呼吸がすごく大変で、ある時は大丈夫だけど、ある時は『ハア、ハア』と」と説明した。

マツタロウ大使からは「パラオに来て、海に浮かぶのが一番のセラピーなので、元気になったらぜひいらしてください」と熱望された猪木氏。そんな〝バカンス〟の実現も、そう遠くないのかもしれない。

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