須藤元気氏 れいわ・山本太郎氏に激エール「国会というリングで一緒に戦いましょう」

山本太郎氏の応援演説に駆けつけた須藤元気氏(東スポWeb)

元格闘家の須藤元気参院議員(43)が30日、東京・新宿で行われた「比例はれいわ祭!」に参加した。

須藤氏はれいわ新選組の山本太郎氏(46)が昨年7月の東京都知事選挙に立候補した際、街頭演説会のゲストスピーカーとして登場し、話題を集めたことで知られる。

この日は司会者に「山本氏と最強のコンビです」と紹介され、壇上に上がった須藤氏は「元気ですか! 元気があればなんでもできる。私、須藤元気、山本太郎さんの応援でやってきました」と元プロレスラーのアントニオ猪木氏の定番フレーズを使い、こうあいさつした。

「いま思うと、山本さんは都知事にならなくてよかったと思います。なぜなら東京都ではなく、日本、国会という大きなステージで戦ってもらわなければならない男たがらです」

須藤氏は「日本の平均賃金、1997年から上がっていません」と政府与党の経済政策を厳しく批判。一昨年、レスリング国際大会の代表監督としてフィンランドでラーメン屋に入った時のエピソードを披露した。

「店に入ってメニューを開いて驚きました。円換算でラーメンいっぱいが2500円でした。近所のラーメン屋さんが、2500円でラーメンを出したなら行かないですよね。でも、フィンランドの人は、ラーメンを頼んでトッピングまでしていました。日本は貧しくなってしまった。それなのに政府は何もしてくれていません」

山本氏は選挙戦で消費税の廃止など、日常の負担軽減などの政策を訴え続けた。須藤氏は「太郎さんが国会に帰って来なければ日本は変わりません」と絶叫し、山本氏の支持を強くこう訴えた。

「ぼくと太郎さん、ロスジェネ世代ですけど、ぼくらの世代に任せてくれたら、夢や希望を持って問題を解決してやれるんです。そのためには、太郎さんと国会というリングで一緒に戦わせてください」

須藤氏の期待通り、山本氏は国政復帰できるか――。

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