<レスリング>【2021年世界選手権・レビュー(13)】女子62kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2021年10月2~10日、ノルウェー・オスロ)


【女子62kg級・優勝】
アイスルー・チニベコワ(Tynybekova, Aisuluu A=キルギス)

▲提供=UWW / 撮影=Tony Rotundo

▲提供=UWW / 撮影=Tony Rotundo

 1993年5月4日生まれ、28歳。2009年から国際舞台へ。優勝には恵まれなかったが、2012年にオリンピック・アジア予選63kg級2位となり、19歳でロンドン・オリンピックへ出場(13位)。2014年アジア大会55kg級2位などを経て、2016年リオデジャネイロ・オリンピック58kg級で5位。

 2017年に58kg級でアジア選手権優勝、世界選手権3位。2018年アジア大会優勝と力を伸ばし、2019年に男女を通じたキルギスの選手として初めて世界選手権で優勝。コロナ禍明け後の国際大会でも優勝を続けたが、東京オリンピックは決勝で川井友香子に敗れて2位。今回、2度目の世界選手権優勝を果たした。

 ■アイスルー・チニベコワの話「今日の決勝戦は、今大会の中で一番楽な試合でした。対戦相手の手の内は知っていましたので、他のどの試合よりも簡単な試合でした。昨日の3試合が、本当に大変でした。最後の数秒でやっと勝ったような試合が続きました。オリンピック(決勝)で負けた後、私はしっかりと準備してきました。2度目の世界チャンピオンはとても幸せです。キルギスのすべての人も喜んでいると思います」

《1回戦~決勝の成績》=resultトーナメント表
決 勝 ○[7-0]Miracle, Kayla-Colleen Kiyoko(米国)
準決勝 ○[5-2]Prokopevniuk, Ilona(ウクライナ)
3回戦 ○[フォール、4:29=6-6]Ivanova, Veronika(ベラルーシ)
2回戦 ○[6-4]尾﨑野乃香(日本)
1回戦  BYE


【表彰式】

▲提供=UWW / 撮影=Martin-Gabor

[2]Miracle, Kayla-Colleen Kiyoko(米国)
[3]尾﨑野乃香(日本)
[3]Enkhbat, Gantuya(モンゴル)


【決勝・動画】
Tynybekova, Aisuluu A(キルギス)○[7-0]●Miracle, Kayla-Colleen Kiyoko(米国)

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