<レスリング>【2021年世界選手権・レビュー(14)】女子65kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2021年10月2~10日、ノルウェー・オスロ)


【女子65kg級・優勝】
イリナ・リンガシ(Ringaci, Irina=モルドバ)

▲提供=UWW / 撮影:Kadir Caliskan

▲提供=UWW / 撮影:Kadir-Caliskan

 2001年8月23日生まれ、20歳。2017年から国際舞台へ出場し、2018年ユース・オリンピック4位、2019年U23世界選手権3位など徐々に頭角を表した。昨年12月の個人戦ワールドカップ65kg級で2位。

 今年は欧州選手権65kg級で優勝したものの、68kg級で出場した東京オリンピックの欧州予選と世界最終予選のチャンスはいかせず、オリンピック出場はならなかった。本来の65kg級に戻し、8月の世界ジュニア選手権で優勝、勢いをつけ、モルドバ女子初の世界チャンピオンに輝いた。

 ■イリナ・リンガシの話「すべての試合が大変でした。特に決勝戦。日本の女子は世界一なので、本当に厳しい闘いでした。(準決勝は2-8から逆転フォール勝ちし)本当に興奮しましたし、幸せです。(8月の世界ジュニア選手権も優勝しており、11月のU23世界選手権で同一年度の世界三冠を狙うか、との問いに)シニアの世界選手権で最高の成績を残せたので、U23世界選手権は、他の選手に譲るつもりです」

《1回戦~決勝の成績》=resultトーナメント表
決 勝 ○[8-6]森川美和(日本)
準決勝 ○[フォール、2:42=4-8]Hristova, Mimi Nikolova(ブルガリア)
3回戦 ○[6-2]Mattsson, Johanna Malin(スウェーデン)
2回戦 ○[Tフォール、3:41=11-0]Sewina, Eyleen(ドイツ)
1回戦  BYE


【表彰式】

[2]森川美和(日本)
[3]Mattsson, Johanna Malin(スウェーデン)
[3]Molinari, Forrest Ann(米国)


【決勝・動画】
Ringaci, Irina=モルドバ)○[8-6]●森川美和(日本)

 

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