【横浜DeNA】記録塗り替えた新人・牧 来季「ずっと二塁で出続けたい」 秋季トレは守備面強化

来季は二塁手として全試合出場を目指す牧=7日、横浜

 打率3割1分4厘、14度の猛打賞など、数々の球団新人記録を塗り替えた横浜DeNAの牧秀悟内野手(23)は11月の秋季トレーニングに向け、守備面の強化を掲げた。

 今季137試合に出場した牧は二塁で98試合、一塁で26試合にそれぞれ先発した。無失策の一塁とは対照的に、二塁では8失策を記録。「1年間試合に出続けるためには守備も向上していかないと。ずっとセカンドで出続けたい希望、自分の意志もある」と意気込む。

 描く理想は明確だ。「守備範囲が広く、投手が打ち取った当たりを普通にそつなくアウトにする。当たり前のことが1年間できている選手が多かった。すごい世界」。強打を売りにしながら、二塁でもゴールデングラブ賞を獲得した浅村(楽天)のような選手に憧れを抱く。

 セ・リーグには2013年から8年連続でゴールデングラブ賞に輝く菊池涼(広島)や山田哲(ヤクルト)ら球界を代表するプレーヤーがひしめく。牧は「ゴールデングラブやベストナインは目指していきたいところ。まずは来年も1年間戦える力を蓄えて、鍛えていきたい」と慢心なく、実りの秋とする。

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