【K―1】安保瑠輝也 2022年フル出場の野望! 狙うは宿敵・野杁正明への「雪辱ロード」

野杁への復讐を誓う安保瑠輝也(東スポWeb)

逆襲への道が始まる――。立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(12月4日、エディオンアリーナ大阪)で海斗と対戦する安保瑠輝也(26)が〝宿敵〟へのリベンジを見据えて意気込みを語った。

安保は9月20日の横浜大会で行われた第2代ウエルター級王座決定トーナメントに出場。下馬評通りの強さで決勝まで駒を進めたが、もう1人の優勝本命・野杁正明に3RでKO負けを喫し準優勝に終わった。

海斗戦はその一戦からの再起となるが「(野杁には)差があったから負けたわけであって。その差を埋めるためには練習を積んでとにかく試合数を重ねて、経験値を積むことが重要なことだと思うので」と力説。敗戦から3か月待たずして再起戦に臨む理由に、リベンジ戦のその日までに1試合でも多く経験を積むためとした。

すでにリマッチを視野に入れて戦い始めた形の安保は「試合間隔を空けないことがまず大事だ。そこを意識してやります。ケガがなければ(来年はK―1の)全大会に出場でもいいと思います」と、まさか2022年フル出場をぶち上げた。

その上で「試合間隔が空いちゃうと、次にリングに上がる時にリング慣れしてなかったりするんですよ。とにかく野杁正明に早くたどり着きたい。そのために試合を重ねていく」と力を込めた。

野杁との一戦はファンのみならず格闘技関係者の間からも評価が高く、今年の立ち技の「ベストバウト」に推す声も多い。だが、安保は「評価してくれているのはありがたいですけど、勝負の世界は勝ったヤツが正しいし。負けちゃっているんで。勝って言われたいです」とキッパリ。

野杁との再戦実現のタイミングを「1年後。『1年未満』って言いたいところですけど、確実に勝ちに行きたいんで」と設定し、自らを磨き続ける覚悟だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社