久高島の投票箱、陸自ヘリで輸送へ 軽石漂着で船欠航

 沖縄県選挙管理委員会は31日、同日夜の衆院選の開票作業に伴い南城市久高島から投票箱を移送するため、陸上自衛隊にヘリコプターの派遣を要請する方針を決めた。小笠原諸島の海底火山噴火の影響とみられる軽石が久高島に漂着し、定期船の欠航で投票箱を運ぶ手段がなく、県と陸自が調整を進めていた。
 久高島では31日午後4時に投票を終了し、その後陸自ヘリで投票箱を沖縄本島まで空輸する。開票作業は午後9時から南城市役所で実施される。
 2017年の前回衆院選でも、久高島では台風の影響で定期船が全面欠航となり、投票箱は投票日の翌日に自衛隊ヘリで本島に運ばれた。

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