“存続の危機”も乗り越えて 栃木の市民オーケストラが結成50年

第50回定期演奏会に向けて練習に励む団員たち

 市民オーケストラ「栃木フィルハーモニー交響楽団」が今年で結成50年を迎えた。「地域の生活に根差したオーケストラ」として活動を続け半世紀。団員が減少して苦しい時期もあったが、音楽を愛する熱い思いを共有し、年1回の定期演奏会などを行ってきた。節目となる第50回定期演奏会は11月6日、栃木市のとちぎ岩下の新生姜(しょうが)ホールで開かれる。

 同楽団は1971年、栃木南中のオーケストラ部OBらが結成した。当時、市内で活動するオーケストラ団体はなく、地域に根差した音楽活動を目指した。週1回の練習と毎年の定期演奏会のほか、合宿や音楽教室なども行ってきた。

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